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「なるほど…ここ最近そこかしこで泥棒が頻発してて、そんな時にあのでかいビルで展示会がやるって話があがり、こりゃおかしいぞって調べてる時に梅さんちにも泥棒が入り、そっちと平行で調べていくうちに繋がったってわけか。」
「ご明察。」
「でもなんで私？」
「実はその展示会が明日からでな。今日中に片をつけたいんだが…どうにも今日はみんな忙しいようでな。Aに声をかけたってわけさ。」
ナチュラルに私が夜も暇だという現実を突きつけられた気がする。暇といってもテレビを見るという予定はあったんだけど。
「だめか？」
「うーーん…じゃあ今度美味しい寿司連れてってよ、それで契約成立ってことで」
「よかろう。」
「おっすし〜！おっすし〜！あ、肉寿司でヨロシク」
「わかったよ」
そんなこんなで現在地は問題の会場内。
ビル自体の警備員は全員普通の人たちだったし、監視カメラ等もハッキング済みなのでこの展示会場に入るのはとてつもなく簡単だった。
目当ての物を探しつつぶらぶらと場内を散策する私の口から出てくるのは溜息ばかり。
それもそうだ、なぜならここにあるのは全て盗品。一応情報としてこれまで盗まれたもののリストを頭に入れていたけどまぁ綺麗にリストと一致していく。
「あった…」
今日の本命である梅さんちから盗まれたもの…彼女の家に代々受け継がれてきた巻物を見つけ、私は慣れた手つきでそれを回収していく。
「一応警察に情報流しとくかぁ…」
立花家と警察は秘密裏に繋がっているため、警察に情報を横流しすることもあったりする。といっても繋がりがあるのは特殊なチームだとかなんとかで、一般の警察官はそういうことを全く知らないそうだ。というわけで私は知り合いの警察に連絡をとった。
メールも送ったしすぐにでもあの人たちは来るだろう。ついでにリストも添付しておいたし、この巻物はじーちゃんに渡せばいいし、今日はもう帰るだけ。今帰れば多分見たい番組には間に合うだろう。
「うっし、帰ろっかな。」
そう呟いたところで背後から聞こえてきた声。
「そんな簡単に帰らせるわけないでしょう？」
「…？」
振り向いた先には、額に青筋を立てながらこちらを睨みつける主犯と思しき男が立っていた。
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
