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「なんともまぁ物騒なこって」
翌日の朝。ぼけーっと新聞を眺めていると、"赤いシャム猫"というなんかダサい名前の組織が色々やらかしたという記事が目に入った。目の前のテレビでもそのニュースがやっている。
「お嬢〜大丈夫なんですかねぇ？この国…」
「なんした急に？」
「ほらこのニュース。レベル４の細菌って。もう僕怖いですよぉ…」
「だいじょぶだって。細菌なんてかかったらみんな死んじゃうから！」
「そーゆー事じゃないんですよ！！」
突然私に話しかけてきたのは、同居人の
「うそん…」
そこに書かれていたのは、次郎吉さんからのキッドへの予告状。
この予告状があるということは、つまり、そういうことで。
あいつは間違いなくYesと言うだろう。売られた勝負は買ってしまうようなあいつだ。きっととかない。間違いなくあいつは来る。きっと、キッドは来る。なんつって。
えなんかちょっとクーラー効き過ぎじゃない？気のせい？
いずれにせよ、私が乗る予定の飛行船にビッグジュエルが一緒に乗るということはあの白いやつが来ないわけなんて…
突如、机の上でスマホが暴れだす。どうやらフラグを秒で回収してしまったようだ。
「…もしもし」
『よー。』
「なに？…って聞きたいけどやっぱなんも言わないでほしい」
『オメーこの前飛行船乗るとか言ってなかったか？』
「人の話は最後まで聞こっか？あとそれに関しては黙秘け『乗るんだな。でさぁーそのことなんだけど…』 だから人の話は最後まで聞かんかい」
私はそこで盛大な溜息をついた。
こいつの言いたいことは分かっている。私をダシにして良いように動き回ろうとかそんなもん。絶対にそうはさせるか。今回の私はただの一般人、ただのＪＫ３人組の内の１人なのだ。
「手伝わないかんね」
『へ？』
良いとも悪いとも言っていない私に対し、今回の盗み計画について説明を始める快斗。その声音はまるでおもちゃを与えられた子どものように楽しげだった。
『で、いこうと思うんだけどよ』
「…あんたの言いたいことはよぉく分かった。でも今回の私はノータッチです。残念でした！」
『そこをなんとか！』
「い！や！そもそもこないだだって手伝ったばかりでしょ！今回私は一般人として飛行船に乗るの！お引き取りください！」
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
