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「進め。」
そのまま銃口を私の背中に突き付けた男たちは私含めこの場に何人いるのかを把握しているらしく、もう１人の子供の元へと案内しろと言う。
重い足取りで彼の元へ向かうと、ちょうど爆弾処理を終えたコナンが現れる。
「ごめん…」
私は小さな声でそう零した。
「お前らがやったのか！」
「んなわけないでしょ私が指示したんだ。そもそもこんな子供にそんなハイレベルなことできるわ「やったのは僕さ！」おいガキィ…」
額に青筋を立てた髭面の男を前に、私は自分がやったのだと主張しようとする。しかしどうもこの小さな探偵くんはそれが嫌らしい。
「こいつらは関係ないよ！」
「そうか。どうやら子どもは正直のようだなぁ？」
「っ…」
気持ちの悪い笑みでこちらを見る男に嫌悪感を抱きつつ睨みつけると、ゆっくりとこちらに距離を詰められる。怯えて逃げ出す子供たちと、そこから１歩も動かない私とコナン。なんだこれ、どんな我慢比べだ。
「ふぅん。いい度胸だ。」
男から伸びた手に一瞬身構えるが手を縛られた私はどうしようもできず、そのままもろ顔面に一発喰らってしまう。突然の衝撃に私の身体が揺れた、その時だった。
「うわぁぁぁぁぁぁ！！！！」
「コナン！！！！」
一瞬の出来事だった。男はコナンの襟首を掴んだかと思えば窓を開けて投げ飛ばす。視界の端でそれを捉えた私は咄嗟に窓の元へと近付いた。
「お前もだよ！！」
「は！？ちょっ、うわぁぁぁ！！！」
するとその判断は間違っていたようで、私は抵抗できないことをいいことに足を捕まれ外へと真っ逆さまになった。
高いところは苦手じゃないけどこれは違う！紐なしバンジーは求めてない！！
「ふっざけんなアイツ！！ぜってぇ許さねぇかんなハゲ！！！」
私は全身で風の抵抗を感じながら全力の声でそう叫ぶ。とりあえず今はそんなこと言ってる場合ではない。どうにかしてこの状況を打破しなければならないのだ。これじゃリアル『親方！空から女の子が！』じゃないか。
「クッソ…！！！」
コナンと私は普通に体格差があり、彼よりも身体の大きい私は先に落とされた彼にすぐ追い付いた。
「新一…！！」
彼の名前を呼ぶも両手の自由が利かない私は共に急降下中の彼を掴むことすらできない。けれどもそれに気付いた彼が咄嗟にぱっと手を伸ばして私の服を掴んだ。
「まってまってほんとにやばいってこんなん！！」
「っ、クッソ…！」
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柯(プロフ) - 青さん» アンハッピーセット、笑 突然の告白ありがとうございます！！ (2021年7月30日 13時) (
レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
青 - アンハッピーセット一つください！お兄ちゃんに投げつける！！（ヤメロ）好きです（告白）最高かよ。 (2021年7月30日 12時) (レス) id: 157c6e138f (このIDを非表示/違反報告)
柯(プロフ) - 凛堂さん» あばばばありがとうございます！！！そう言ってもらえるとめちゃくちゃ嬉しいです！！ (2021年7月26日 16時) (レス) id: d03fcb85aa (このIDを非表示/違反報告)
凛堂 - めっちゃ面白いですね！！ (2021年7月26日 14時) (レス) id: 1c8e857f37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柯 | 作成日時：2021年7月8日 15時
