本当に大切なんです【過去 ジェイド編】 ページ36
ジェイドside
＿＿＿ユ「Aがいなくなっちゃうんですよ？！恰好つけるのも大概にして！！！あの子を助けられるのはジェイド先輩だけなんですよ！！」
頬を叩かれ驚く。こんなことをする人とは思っていなかったからだ。
ジ「感情が荒れていますね。」
とりあえず落ち着かせようとしたが無駄だった。
ユ「なんで、Aにひどいこと言ったんですか！！」
泣きながら怒る監督生さんに戸惑う。
ジ「それは彼女が僕以外に好きだと伝えていたからですよ。」
ユ「そんなの友達とか、先輩とかに対する好きでしょう！！」
わかっている、誰よりも知っている。それなのに何故か意地を張ってしまう。
ユ「Aが、ジェイド先輩のことをどれだけ好きかって、知っているはずでしょう？？」
それも知っている。痛いほどわかっている。
ジ「それくらいわかっていますよ。じゃあどうすればいいんです？」
僕のことを覚えていないのに、僕だけが必死になって
ジ「そんなのダサいじゃないですか………」
ユ「何言ってるんですか。」
今までで一番鋭い声だ。
ユ「恋愛なんてそうでしょう。誰が最初から最後までかっこいい姿を見せられますか。」
ユ「バカなこともしたり、ドジ踏んだり、失敗を繰り返して好きになってもらうんですよ。」
ジ「失敗を………？」
ユ「苦い経験を繰り返して、掴むものなの。なんでそんな簡単なことが分からないんですか。」
ジェイド先輩に何があったかは知らないけど、と付け加え
ユ「今度はジェイド先輩が攻めなきゃでしょう？本当はAのことが大好きなくせに。」
えぇ、そうですよ。ずっとずっと好きなんです。
例え僕のことを忘れていてもいい、
それでも僕はAが好きだから、
いつか思い出してくれる日を信じて、
ジ「Aは雪の帝国出身でしたよね？」
ユ「急いで行ってあげてください。絶対に喜びますから。」
そういって笑う監督生さんに頭を下げ、僕はここまできた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ジ「ねぇA。僕はねずっとずっと貴女が好きなんです。昔、貴女は僕にこういったんですよ？」
そういって口を開こうとすると、別の声がそのセリフを言う。
『次に会ったら＿＿＿？私のお嫁さんになってくれる？でしょ？ジェイド先輩。』
そういう彼女はいたずらっ子のように笑顔だった。
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肘 - え、好き…。神作品… (2023年1月7日 2時) (
レス) @page47 id: 0464914362 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - あー！！！失礼いたしました！！漢字間違って2回とも同じようなコメントをしてしまいました！！すみません！！ (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農場GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな？← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
雨多 - 農業GOGOって…何そのTシャツほしい…通販で売ってるかな？← (2020年8月3日 8時) (レス) id: e50f7477b6 (このIDを非表示/違反報告)
よる - はわぁ！！オチが素晴らしいですね！！素直になれないのに心がキュウってしてムズムズしました！こう、くすぐったいんですよ(伝われ)読みやすくて面白かったです！素晴らしい作品を作っていただきありがとうございました！！ (2020年7月28日 1時) (レス) id: 68950930bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たこきんぐ | 作成日時：2020年6月1日 21時
