◆4.ナイトレイブンカレッジ ページ6
イヴ.
「ていうか貴女達どうやって扉から出たんです？」
『僕は蹴破った』
「蹴破った！？」
イヴ「私はその喋る狸に無理矢理開けられました」
「結局この使い魔が原因ですか……」
『だから使い魔じゃないってば』
男の人と来た道を戻る。
またあの変な場所に連れて行かれてしまうと思うと気が滅入るし入学式が始まっているというのなら正直、参加したくないし入学もしたくない。
イヴ「あの……」
「ん？」
イヴ「ここはなんていう場所なんですか？」
クロウリー「ここは��ナイトレイブンカレッジ��。
世界中から選ばれた類稀なる才能を持つ魔法士の卵が集まるツイステッドワンダーランドきっての名門魔法士養成学校です
そして私は理事長よりこの学園を預かる校長。
��ディア・クロウリー��と申します」
『あ、校長先生だったんだ。なら、敬語必要だね』
クロウリー「おや、そこら辺の常識はあるんですね君」
『まあ素性は知れたんで』
女の子に失礼かもしれないが、私も正直驚く。
初っ端から喋る狸に回転蹴りをかます女の子なんてそうそういないし。
クロウリー「この学園に入学できるのは��闇の鏡��に優秀な魔法士の資質を認められた者のみ。選ばれし者は��扉��を使って、世界中からこの学園へ呼び寄せられる。
貴女達のところにも��扉��を載せた黒い馬車が迎えに来たはずですよ」
『え、そうだったかなぁ……正直覚えてません』
イヴ「私も、正直……」
クロウリー「おや、そうなんですか？やはり転移魔法による意識の混濁でしょうか？
……まぁ、それよりも闇の鏡が何故貴女達を選んだのか、理解しかねますね」
……私も理解しかねる、だよ
なんで私は目覚める前の記憶がないのだろう。
校長先生は意識の混濁とか言うけれど、これでも意識はハッキリしているつもりだ。
イヴ「(……帰れるのかな)」
すると女の子が私の腕をつつく。
顔を向けるとフードの形が少し崩れて女の子の片目が見える状態になっていた。
『お互い変な事に巻き込まれたね』
イヴ「……うん」
『僕はとにかく早く帰りたいよ……いっぱい走って汗かいたし』
イヴ「私も」
もし、これが夢ならベッドの上の自分はきっと汗をかいているだろうから学校に行く前にシャワーを、
クロウリー「何をしているんです？」
イヴ「！」
クロウリー「立ち話は後にしてください。入学式に急ぎますよ」
.
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冬雪(プロフ) - コメントありがとうございます。どうぞ次にお進みくださいな (7月15日 10時) (
レス) @page50 id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
さ - 嫌いに!!なるわけ!!ないだろ!!寮長!!続き読んできます！！！ (7月15日 8時) (レス) @page50 id: 97d79e1a3f (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - るきあさん» コメントありがとうございます。見つけてくれてありがとうございます (2022年4月23日 17時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
るきあ(プロフ) - やっと見つけた！！！！！！！！！！！！！！！！！機械壊れて占ツク入れてから数ヶ月探してたけど見つかりました…応援してます…一から読み直します‼️ (2022年4月23日 17時) (レス) id: e2065bbc2b (このIDを非表示/違反報告)
冬雪(プロフ) - はわわさん» コメントありがとうございます。ハマっていただけて嬉しいです。自分もここまでくるとは思いませんでした (2022年4月13日 0時) (レス) id: 789871a44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬雪
| 作成日時：2020年3月23日 0時
