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…貴方side…






ふっと目が覚めて、自分が深く眠っていた事に気が付いた。





視界に映るものは全て見た事のないもので、ここは麦わら海賊団の船じゃないと把握する。





あたりを見回しても誰もいなくて、上体を起こそうとすると脇腹が痛かった。





そうだ、わたしは、砲丸を振り回すルフィのそばにおもむろに飛び出ちゃって、飛ばされたんだった。





そこから意識を失って…








『この船の船長が助けてくれたのかな…』








よく見ると、周りには医薬品のようなものがたくさんあって、意識がはっきりしていれば、よく見なくても医務室だとわかる。






それにしても…








『おっきなクマだなぁ。』








わたしが横たわるベッドのそばにあった椅子に座らされて、項垂れる大きなクマの人形。




手を伸ばせば届く距離だったので、そっとその耳に触れてみた。





すると、ピクッとその耳が動いた。








『え、動いた…!』



「…あれ、起きてたの?」








そう言って大きなあくびをするクマの視線は、わたしに向けられた。






本物だった…





普通ならもっと驚くはずだろうけど、わたしの場合はチョッパーで慣れていたので、ああ、その類のものかとすぐ納得できた。








『…あなたが、わたしを助けてくれたの?』



「ちがうよ!助けたのはキャプテン。

俺はこの船のクルーの、ベポ。」








よろしく、と大きくてモフモフした手…前足?を差し出されたので、素直にわたしも手を出し握手を交わした。







ベ「待ってて、今キャプテン呼んでくる!」







そう言ってベポくんはこの部屋を出て行き、わたしはまた部屋に一人残された。






部屋の中を調べたくて、布団から出ようとすると、また脇腹が痛む。





腫れてるだろうなあ、と、患部を見てみようとすると、





そこでようやく、服まで変えてもらってた事に気付いた。








『いい人たちなんだな…』








自分が今着ているオレンジ色の少し大きめなオーバーオールを見つめていると、コンコンとドアがノックされた。






55→←皆さまへの御挨拶。



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設定タグ:ONEPIECE , ワンピース , 麦わら海賊団   
作品ジャンル:アニメ
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北沢 - え、、、、続きは〜( ノД`)… 続き楽しみにしてます! (8月30日 18時) (レス) @page27 id: 97f09e59d6 (このIDを非表示/違反報告)
あず - 続きとっても気になるけどもうこれ更新されないのかな、、泣 (8月20日 7時) (レス) id: 9e4a1fab10 (このIDを非表示/違反報告)
亜羅零 - ローさん何しとんねんw更新頑張ってください! (2019年7月1日 21時) (レス) id: 3b01356bb8 (このIDを非表示/違反報告)
イルミ - 最後めちゃくちゃ おいっっっっっってなった笑 (2019年1月27日 20時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
三日月 - 凄く面白かったです!続きが楽しみです!更新頑張ってください! (2018年9月13日 6時) (レス) id: a10a38cd02 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まりもクン。 | 作成日時:2015年2月23日 23時

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