【ONE PIECE】記憶喪失の花娘2

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ル「…キク！！」


ゾ「ルフィ、目覚めたか。」


ル「キクはどこだ！！」


サ「ゾロがお前を助けてる間に

いなくなっちまったんだとよ。」


ル「なに言ってんだよ！！

あいつは能力者なんだぞ！？

いなくなるわけ…」


『でも、いないのよ！！』




あたしがそう叫ぶと、

ルフィは黙って俯いた。




ル「探す。」


チ「そんな…こんな冷たい海の中だぞ！？」


ル「俺は、あいつに言ったんだ！！

護るって！！！」





ルフィは立ち上がり、


あたしたちの顔を見て言った。





フ「ったく、自分で落としたくせに

よく言うぜ。」


ウ「お、おい、その言い方は…」


フ「てめぇは能力者だ。

どんなに強かろうが海の中では

どうにもできねぇ。


スゥーーパァーーな俺様に任せな！！」


ル「ほんとか！？

ありがとう、恩に着る！！！」


フ「ああ、だが、ちと時間がかかるから

ルフィはその間寝てろ。

こんな冷たい海水に…」





__バタン！






『ルフィ！！』


フ「言わんこっちゃねぇ。

風邪引くから寝てろって言おうとしたらこれだ。」


チ「ゾロ！医務室まで運んでくれ。」






ルフィは、突然倒れたかと思いきや、


ゾロによって運ばれて行った。




チョッパーの診察によると、


ただの風邪、らしい。





『キク、大丈夫かな…』


ロ「あの子ならきっと大丈夫よ。」





ロビンがあたしの背中をぽんっと叩いて

微笑んだ。

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