【銀魂】意 地 っ 張 り【沖田総悟】

20.可愛い？ ページ24

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やって来ましたー



皆「「「「ハ○イアンズ！！！」」」」



二学期が修了し、わざわざこんなデカイとこに来ちゃいましたよえぇ。



[時間の流れが早いのはあまり気にしないで下さい☆by作者]


『泊まらないのにね』


近藤「まぁ！そんなお金無いからな！！」



………納得。



お妙「じゃあ女子も着替えて来るから、ここで待ち合わせね」



皆「「「「「はーい」」」」」」






神楽「やっぱり、色気の微塵も無い水着アルな」



着替えた私を、神楽は顔を歪ませながら見てくる



『いいんだって』



お妙「でもAちゃん随分と細いわね」



『……まぁ、筋肉無いんで』



ろくに運動してないからな



『私先行ってるね』



そう言って、日焼け止めを伸ばしながら更衣室を出ていく



嗚呼、太陽が眩しい。


引きこもりには強すぎる



楽しそうにはしゃいでる家族やカップルを横目に、待ち合わせ場所に向かう



沖田「んでィ、根暗じゃねェか」



青い海パンを履いて壁に寄り掛かっている彼は案の定、プール中の女の子の注目の的だった



『目立ってんね』


沖田「そういうお前は随分と女捨てた格好してんな」


『結構、気に入ってるんだけど…』



シンプルな水色のTシャツの中に一応ビキニは着て、下はデニムに似せたショーパン履いている



『可愛い？』


沖田「前髪あげればそこそこって感じでさァ」


『……なら』


沖田「？」


ポッケを探る私に、不思議そうな顔をする彼


『あげる』


星のピン留めで上げた前髪


周りが一瞬で明るくなった


少しだけ目を見開き驚いた様子の彼



『可愛い？』


……らしくない事を聞いているのは分かってる


自分でも何で彼にこんな事を聞いているのか分からない


ただ…


ただ…



沖田「まぁまぁ可愛いんじゃねーの？」



【可愛い】



この言葉を彼の口から聞きたくなった



『ふふっ』



思わず笑ってしまった



不思議



何で私笑ってるの？



沖田「自惚れんな、まぁまぁだっつってんだろィ」



『…まぁまぁ【可愛い】んでしょ？』



沖田「いい加減にしろよ…テメェ」



どうやら私は彼を怒らせてしまった様だ



不機嫌そうに眉間にシワを寄せた彼が私の足を蹴ってくる



『…痛い、蹴らないでよ』


沖田「根暗が悪ィんでィ」


『だからって蹴ること無いじゃない』


私は彼の弁慶の泣き所を強く蹴った


「ってぇな！この糞根暗」



何度だって言え


今の私は無敵だ


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