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「初勝利おめでとう♥️」
「ありがとう!!」
さあ、ここからが勝負だ、先程の戦闘とは比べ物にならない程の緊張が私を襲う。
実は今からイルミをこいつに呼ばせる算段を実行する。
緊張が凄い、このペテン師の極みみたいなやつ相手に誘導尋問をしようとしてるのだから。
私の求める答えが出るまでボロが出なきゃいいが。
「所でさぁ、私のあんたの弟子卒業試験ってどんなのになるの?」
私はさりげなく今、疑問に思ったように言う。
「そうだねぇ、僕が了承したら??」
この答えのまま進ませるか!! 修正だ、行けるか??
「それだと、多分、私一生無理。誰かに任せれないの? 強い人知ってそうだし。」
「んー、それもそうだ♣️師匠が一人だと癖まで同じになっちゃうからね♦️」
よーしよし、ここまでは順調である。
こいつには知り合いは多くないはずだ、それも私の体術に見覚えがあるとくればイルミとは遭遇済み。
あんまり交遊が無くとも、不死の人間に対しての戦闘依頼だ、きっちり依頼はこなし、情報は秘匿しそうな奴に依頼する可能性が高い。
「出来れば年が近い人で! またなんかで勝ったら友達に引き入れたいな!」
無邪気を装って条件をかさねてやる。
こいつの交遊関係に年の近い友達にヤバい事情を持たないででなる奴はいないだろう(そもそも友達も居ないかもしれない)。
そうなると上の条件を満たし、金さえつめば大体のことをやってくれそうなイルミに依頼が行くだろう。
勝負とかはヒソカにいえば喜んで金を積んでやらせてくれるはずだ。
イルミはヒソカが共闘するくらい強い人物だ。イルミをヒソカのようにトリッキーな方法で私が倒すのをこのバトルジャンキーが見たくない筈がない。
最高の道楽に金持ちのこいつは金を惜しむわけがない。
「うーん、どうしようかな。師匠はもう一人くらいいてもよさそうだね♦️……美味しくするためにも♥️」
ニタァとこっちを向く。
うわ、こわぁ。
殺気が痛い、序でに下半身を公共の場でその状態にするな!
私はまだうら若き生娘なんだ、恋人もまだいないのに見たくない。
冷や汗が出てくる、足が震えてきた、本当に止めてくれ、殺気が強すぎる。
ほぼ一般人の私でもわかるほどの殺気とは、矢張ヒソカはヤバいな。
「……殺気しまって」
「おや♣️ゴメンゴメン♥️」
申し訳なさの欠片もないな……。
これで成功率は上げた、どうなるかは分からないけどやるだけやってやった、悔いは無い。
後は、イルミを出してくるのを待つだけだ。
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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時