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「ふーん、じゃあ、僕はあの条件を飲んだ時点でまいったと言わせるしか勝ち目が無かったってことだ♥️」
ウグッ、痛いとこを突かれてしまった。
「…騙された、お前が悪い。」
苦し紛れにそうとだけ言った。
彼は面白そうにクツクツと笑っている。
ご機嫌宜しそうで大体のことは許してくれそうだ。
「じゃ、その状況見てみたいし、一回死のうか♠️」
やっぱりか! 私のギリギリ理解できるレベルの速さのトランプが私の首をあのときのようにぶった切る。
また、グジュグジュと言う音が聞こえてきた。目を開けると首なし死体に狂喜するマッドピエロが。
あぁ………モザイクが欲しい。
精神衛生上悪すぎる。
「いいよ、いいよ、本当に死なないんだね、これは美味しくなりそうだ♥️」
称号:青い果実をてにいれた!
…こんな現実逃避をしてる場合じゃない!
「いや、いや、酷すぎません?? いきなり殺すとか可笑しいでしょ!!」
「何言ってるんだい? 死なないなら良いよね♣️」
やっぱり狂ってるよ、この人。
しかし、かっこいいし憧れのキャラだから憎めない。
「はあ、もういいわ、修行始めましょう。」
「じゃあ、練はどのくらい続けれる?」
「……10分」
「まあまあかな♠️念の師匠って言ったけど、君は体術もまだ下手だし念もあまり上手くないから最初は教えるけど、暫くは自主連続きになるね♣️」
予測出来ていたことだ、端から応用などまだだとはわかっている。
だが、この言い方は…
「逃げる気か?」
「何から?」
「私の相手だ!!」
こいつならやりかねん。
嘘つきで気まぐれの代名詞みたいなとこあるからな。
だが、予想は外れたようでキョトンとして、また笑い始めた。
「っフフ、こんな面白い相手逃がすわけないじゃないか&♥️暫くは闘技場にいてあげるよ♠️仕事で遠くに行かなきゃ行けない時もあるけどね♣️」
こいつの仕事ってなんだ? まだ旅団じゃないはずだし、殺しか?
でも、離れるの嫌だな、キャラをちょっとでも長く見ていたいし。
「それ、ついていって良いか?」
「場合によるかな♠️熱烈だね♥️」
「うるさい」
こいつの相手をしてるとどうも調子が狂う。
もうすでに敬語が取れてしまった。
こいつに悪口とは…死なないとは心強いものだ。
「じゃあ始めようか♦️」
「わかった。」
私は話を止め、軽く伸びをした。
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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時