君は知らない 1【H×H】

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ーｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘー

遠くでタイマーが鳴った、念を解除する。
グジュグジュと音がする、怖くて目を開けなかった。次第に体を動かせるように成って目を開いてみてみると、服を着た私の体があった。
ヒソカは居ない。

やった、やった、勝ったのだ!!

私ははガッツポーズをその場でする。
私の試みは成功した。
私はまいったとは言ってないし死んでも居ない、だがヒソカは死んだとして、場外に制限時間内に出てしまった。
この為に、この為に!条件をつけたのだ! 殺すように仕向けたのだ!
まんまと策に嵌まったな奇術師め、ざまあないな。
私は意地悪く笑ってやる。
ふと、目前を見た………首なしの私の体がある。
現実味がないな。
目を瞑りたかったが、殆んどない調べるチャンスなので状況を把握していった。
服が２つあるということは服or持ち物も復活するのだろう。
定義は分からないが裸にならずすんだ。
色々見たがそれ以外の着目する点はなかった。
そして、この首なし死体どうしようと、死体に背を向けながら考えていると、サラサラと変な音が背後から聞こえてきた。
ゆっくりと振り替えると、死体は半分程砂になっていた。
驚きで呆然としている間にも。次々と砂になっていき、正気に戻った頃には全てが砂になっていた。
これはよかったのか? まあ、問題が解決した。
ヒソカは今日に何処かへ行くことは恐らくないだろう。
私も疲れてしまった、今日は……寝よう、休もう。
明日にでもヒソカを訪ねれば良い。
ちゃっかり、戦った後御礼でも持ってきたいんです等と言って部屋番号は押さえてある。
それに、あのニヤニヤ顔を驚かしてやりたい。
ハァとため息を１つついて、私は痛み、疲れた体を引きずりながら動き出した。
闘技場はばれるかもしれないと思い、宿屋探しに暫く奔走することとなった。

疲れたけど、最高の日だった。

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