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ヒソカの試合の30分程前、私は控え室のある階にいた。
今からする行動を考えて、恐怖で、不安で冷や汗が滲む、呼吸が速くなる。
落ち着くため、その場でゆっくりと深呼吸をする。
大丈夫、出来る、駄目だったら諦めろ、最善を尽くせ。
私はここまでは絶で来ていた。
だが、この階に来た瞬間に絶を解いた。
無意味なようなこの行動にも理由がある。
私はバカな挑発をしたかったわけではない、あえて、解いて、相手にいますと認識させたのだ。
絶で近づいて気づかれたら元も子もない、強いもの好きのあいつなら見破られるような絶でやって来たヤツは価値なしと殺されるだろう。
まあ、不死ってことで興味は持たれるだろうが、私の作戦は試合の条件をこの不死がバレないうちに勝負を叩きつけてどうにか勝利するもの。
不死がバレれば元々少ない勝率は一気に0になる。
支障になってもらうには絶対にバレてはいけないのだ。

#

私は影からそっと見張りの方を見る。
見張りは1人。
本人が強いからって横着し過ぎじゃないか、闘技場。
まあ、私にとって僥倖だがな。
警備員は否念能力者だ。
アニメでは、絶をしてないキルアに気づいてなかったから、そうかと思ったが、予想が当たったな、よかった。
ここで絶をして、持っていた飴を全力で指で弾く。
私の馬鹿力で投げられた飴は後方の壁にぶち当たり、粉々になって壁に薄い亀裂を走らせた。
警備は予想どうり狼狽える。
その瞬間、私はススッとわきをすり抜けた。
よし、成功!
絶を解いて、…ラスボスとこまで足を運ぶ。
足に鉄球がついてるかのように重い、扉が遠く見える。
ズルズルと足を引きずりながら、扉まで来た。コンコンと扉を叩く。いやにおとが大きく聞こえた。

「どうぞ♠️」

こんな私だが、最初から負ける気なんてない。

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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時

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