君は知らない 1【H×H】

序-3 ページ3

さて、いつは…天空闘技場行くならキルアも見たいよね。
そうなると6年前位か、2年間居たとなると…。後、クルタの事知ってたのに助けれなかったの心苦しいから"5年前"にしておくか。
…クラピカ本当にごめんね、私にどうこう出来ると思えないんだ。

持ち物は、使えないと思うが"スマホ、充電器、本、財布"とかだな。
自室に有るものを頭の中でピックアップして紙に書き込む。

そして最後…問題の"絶対的な願いだ"これは後々の為にも深く、深く考える必要がありそうだ。

「念でなんでもとかは"絶対的な願い"で駄目だよね?」

「平均より伸ばすことは出来るけど、それ以上は無理だね。」

やっぱり駄目か。
後、神の言い方的に念は使えるようだ。

「念は普通に使えるよね。」

「常人と同程度には。」

「うん、ありがと。」

今までの情報でどう結論をだそうか、私はそうして思考の海に溺れた。

#

私は長時間悩ん末、やっと"絶対的な願い"が１つに決まった。

「"絶対的な願い"決まったよ。」

「なんだい?」

「…私を不死にしてくれ。」

「……わかった。」

私は不死であればあっちの世界で死ぬことも無いし、念次第で救済も可能だ。
これで何かを怖がることは極端に少なくできる。
さてここからだ、詰めよう。

「不死っていってもさ。何処が蘇る起点とかあるよね。あと不死でも再生能力が凄いとか、一回死んで戻るとか、種類がある、それってどれなの?」

私は不死の特性を、よく知ってないと使えないと思い詳細を聞く。

「うーん。じゃあ起点は頭として、再生能力が強いタイプの不死でいこうか。」

「わかった。」

「ああ、おまけで感覚遮断も付けておいてあげる。自分が意識さえすれば遮断されるよ。」

痛みに関してはどうしようか悩んでた所でだ、僥倖、僥倖。

「本当!!」

「うん。」

「有難う。」

つくづくこの神は甘い神だなぁ。
私が思っていた神はもっと厳しいイメージだったんだけど、本当にいい神様なんだな。
夢だからかな?

「これが持ち物と、"絶対的な願い"だ。」

神が先程のように指を弾くと私の隣にはリュックが現れた。
そしてもう一回弾くと指先からキラキラした粉のようなものが降りかかる。
ああ、なんて美しいんだ。
私はリュックを背負う。何時も持っているものより大分軽い。

「じゃあ、良い旅を。」

バチンっと大きな指パッチンを神がした瞬間に抗えない程の猛烈な睡魔が襲ってきた。
私はそれに反抗さえ出来ずに瞼を閉じた。

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