序章 <明晰夢か?> 1 ページ1
長い前置きです、読むのが面倒な人は主人公はトリップして不死になったこと、原作前に原作を変えることは出来ないこと、ヨークシン編には帰ることとなることだけ覚えて序章は飛ばして下さい。
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私は何処かわからぬ場所にいた。
そこは何もないと形容するに値する真っ白な空間であった。
ベットに寝ていたはずの私はこの状況を不思議に思い辺りを見回す。
「どこだ、ここ?」
「君の知っている世ではないとだけ言うよ。」
虚空から声が聞こえた、透き通って、女か男かもわからぬ美しい声だ。
その声の主を探していると目の前に人が現れた、声を体現したかのような、この世の物とは思えないほど美しい人だった。
「どうも、Aさん、君の知る最も近い言葉で言うなら、僕は神と言うかな?」
荒唐無稽な事を目の前の人は言い出した。
寝惚けた頭では、理解が追い付きそうになかった。
「どうゆうことですか?」
「簡潔に言えば、異世界に行って欲しい。」
なろう小説や夢小説のテンプレみたくなってきた、意味が解らん。
「君の思いたいように思えばいいよ、でも今は話を聞いてくれ」
なんだこいつ、私に心を読んだぞ、現実じゃないよな、思いたいようにとなら夢だと思っておこう。
私の精神の安寧のためにも。
いやー、これが明晰夢か、良いね。
「今から君には一つの"絶対的な願い"と複数の"交渉"をしてもらう、前者は言うとこのトリップ特典、増やす以外なら基本自由、後者は僕に質問などをすることで変えられる範囲変える感じだ、いいかな?まあ、でも大体のことは叶えるよ。」
「はい、ならまず異世界とはどのような場所で?」
これを夢としてさっさと進める。
彼は異世界とだけ言って他は何も言ってない、行っただけでBADENDは遠慮したい、たとえ夢でも。
「それは自由だね、漫画でも小説でも、だが命の危険がそこそこはある場所で願いたいかな、交渉しだいだね。」
一つだけの条件酷すぎやしないかこれ。
「酷くないっすか。」
「受け入れてよ。」
死活問題を一言とは、理不尽である。まあ、いい、夢だ。
「もし、選ばなかったら、完璧に場所や時、全てランダムということでしょうか?」
「まあ、ある程度は譲与されるけどそうだね。」
「では、世界、時、場所を選ばせて下さい、あと、持ち物は自由ですか?」
「持ち物は君が所有しているもので、あちらの世界で不可解では無いものなら何でも。あとはご自由に。」
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†NANA†(プロフ) - ページ2で、「HUNTER×HUNTER」が「HHUNTER×HUNTER」になっています。 (2021年3月15日 11時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ゆーめーさん» 有難う御座います! まあまあ長めの小説なので、先を読もうと思いますと言われると、とても嬉しいです!! 楽しんで読んでください!!! (2020年11月29日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーめー(プロフ) - とても面白かったです!続編も今から読ませていただきます! (2020年11月28日 10時) (レス) id: dfce067a28 (このIDを非表示/違反報告)
ミネルバ(プロフ) - ヘマトフィリィアさん» コメント有り難う御座います。個人的にも、能面黒髪キューティクルは語感が良くて気に入ってます。今後も、彼はちょくちょく出てくるので、楽しみにしていてください!! (2020年11月14日 0時) (レス) id: b85da6c807 (このIDを非表示/違反報告)
ヘマトフィリィア - 【速報 能面黒髪キューティクルがイケメン】 (2020年9月20日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミネルバ | 作成日時:2019年7月30日 23時