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楽しみ ページ50
皐月「日曜日の外出についてですが…」
皐月さんに出かけることを報告すれば、友達ができて嬉しい…とほろり涙するような仕草をしたのち、つらつらと注意事項を挙げていく。
心配かけたのは申し訳なく思っています。でも過保護がすぎませんか？だって京治くん達もいるし…
皐月「人が多いですから、気をつけてくださいね。」
コクリと彼の目を見てから頷けば皐月さんは満足気に微笑んだ。
今日は金曜日。
まだ明日、明後日とあるのにもうすでに友達と出かけると言う行為にそわそわとし始める。
だって、こんな風に部活のこと抜きで外出するのは久しぶりだ。
そりゃ、徹、はじめ、マッキー、まっつんとひなと出かけたりするけれど最近はあんまりないし、それに出かけても基本的にスポーツショップ巡りが多い。
徹とのデートもちょっとカフェ行ってか、お家デートが多い。
外出を特に好むわけではない私も、東京の街というものには少しばかり憧れを抱くもので…
それも友人達と、となればかなり期待するわけだ。
でももちろん、文化祭のプランニング、宿題、外国語…それらを疎かにするわけにはいかないので一旦その嬉しさは胸の奥にしまい、とりあえず今は目の前のことに集中するのだった。
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2019年4月16日 0時
