えんまさま ページ11
太宰さんは「は？」と地獄の底の閻魔大王すらをも凌駕するような声色で、反対的に中也さんは女みたいな甲高い声で(裏返ったと云った方が正しいけれど)「はァッ！？」と叫んだ。
ワオほとんど同じこと云ってるのにすげぇ違う。というか太宰さんのその目付きクソ恐怖なんで止めてくれますか。
しかしそんな反応をされても……、いやえぇと、何が彼らをそうさせるに至ったのか全く意味が分からな──あ、御免いま嘘ついた。多分二人とも勘違いしたんだろう。愛想笑いのようなものを浮かべながら、『あのぅ、云っておきますけども』と前置きする。
『私別に、��恋愛面で��とは云ってませんよ』
即座にもう一度「は？」と声が聞こえた。今度は二人ともぴったりである、ワァ仲いいね！ なんて云ったら確実に殺されそうなので黙っておいた。
ポクポクポク、チーンというカウントが聞こえた気がした。ポクポクポクの処で顔を見合わせた二人は、ちょうど最後のカウントで間反対の反応を示した。
「あー吃驚した、そりゃそうだよね、凪ちゃんがこんな奴の事を好きになる訳無いもんね！」
「て、手前……、いきなり変なこと云うんじゃねェよ……」
スキップしそうな雰囲気で私の背中をバンバン叩いてくる太宰さんと、どんよりとした雲を背負うように呟く中也さん。
太宰さんのその叩き方が痛いのだが、恨みがましい目で睨んでみても欠片も応えちゃいないようだった。めっちゃニコニコしてるんだけど逆に怖いわ。止めて欲しい。
そうしたら唐突に中也さんが「ああもう！」と叫んで顔を上げた。ちょっとびっくりした。ホントにちょっとだけ。いや信じてくれって。
「取り敢えず太宰、すぐに勝手に俺の部屋に侵入して色々仕掛けてくるんじゃねえ！ それと手前」
��それと��の部分までは威勢が良かったのに、急に尻すぼみになった中也さんは「何でもねぇよクッソ！」と叫んでから出て行った。いやいや何でもないって云った癖に悪態吐かれるのは酷いと思う……。
バタンと扉が閉まったのを目にした私達は、『何だったんでしょうね』「ねー！」みたいな会話をしてから業務をこなした。嫌がる太宰さんに無理矢理やらせたのは、多分この後の良い思い出になると思う。
…………多分。
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白夜の世界 - ユーヒ様、申し訳御座いません。ですが、優姫ちゃんは死んだおりません。作品の中では余り細かい描写をしていないのですが、今昏睡状態になっております。…あと、本当にどうでもいいかもしれませんが、ユウキちゃんです…。御気分を悪くさせてしまい申し訳御座いません (2019年4月3日 7時) (
レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - ゆきな様、ありがとう御座います！其方もお体に気をつけて下さい！ (2019年4月3日 7時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
ユーヒ - 夢主の親友が私と同じ名前で、死んだって聞いて何かショック。('' ) (2019年4月3日 1時) (レス) id: 1dd8890cea (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヤバい太宰さん変t))ん"ん"…織田作かっこいい！(中也さん推し)これからも無理せずに頑張ってください (2019年4月3日 0時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界 - 船長様、ありがとう御座います！此れから続編へ行きますので、どうぞ次の話も、宜しくお願いします！ (2019年4月2日 15時) (レス) id: 15ab1d9eda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時：2019年2月24日 21時
