きゃ！どんどん強くなっちゃう！２ (ページ27)

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ヒソカの一言で殺気バンバンのイルミ

針を出してヒソカを本気で殺そうとする様子がわかったので止める

ギュッ！！

『何があったか知らないけど、姉さんイルミの怒ってる顔より笑ってる顔が好きだなぁ』

ヒソカも意地悪な言い方をするものだ

あんまり可愛い弟をおちょくらないでほしい
自分の腕にイルミを引き寄せていっぱいに抱きしめる
背中をさすって後頭部を撫でる

いくつになっても私より大きくなっても弟は弟、しかもとても可愛い。
私にできることならなんでもしてあげたくなるくらいの魅力を持ってる

『折角久しぶりに会えたんだから！そんなにヒソカが嫌なら２人でご飯とかお買い物とかお散歩とか行きましょう？』

「姉さんがそう言うならわかった。2人で朝ご飯食べに行こう」

『わぁ！ありがとう。やっぱりその顔の方がいいわ！可愛い私の天使！好き！』

すぐ用意してくるからー！と離れた私にイルミはいつもの無表情で手を振る

『ヒソカは意地悪しないで』

「そんなつもりなかったんだけどな…♡」

『まぁ！よくないわ。イルミの反応見て楽しんでいたくせに』

「これくらい許しておくれよ♠」

脚を組み替えてそう言ったヒソカ
止めなかったら殺る気満々だったくせに

イルミとも戦いたいのだろう、そして殺せば私が釣れるからヒソカにとっては美味しい餌なんだろうな

脳内戦闘ばっかり

呆れてため息が出た

『とにかく、念が戻るまで私とイルミは暇潰してるから、あなたもそうして』

「いいね♡僕も一緒に」

『念が戻ったら連絡するから』

「…それまで僕も暇だし一緒に」

『じゃあそれまで元気でね！かいさーん！』

そう言って出かける準備をするためにリビングから走り去った

「…」

「…」

またもや2人になったヒソカとイルミ

イルミは悠々とAを待っている

それを横目で見て、ため息を一つしてヒソカは立ち上がった

「あーあ♣怒られちゃった」

「身の程弁えないからだよ」

「キミのほうが意地悪じゃないか♣」

「やめてくれない？姉さんが俺を庇うのは当たり前、姉さんにとってはヒソカより俺の方が断然大切なんだから」

そう言ってそっぽを向く

「オーケー、次からはちゃんと気をつけるよ♣」

そう言ってヒソカは部屋を出て行った