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28「試される」 ページ33

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カカ「お前らに中忍選抜試験の知らせだ」

サク「もう、ですか?」

カカ「強制じゃない。受けたい者だけ指定した場所と時間に来ること。以上」


ボフン
用件だけ言って消えた


『サクラは受ける?』

サク「ちょっと悩むかも…Aは?」

『受けるよ。受からないかもしれないけど経験したい』

サク「経験…」

『?』

サクラは自信なないようだった
何か励ましてあげられるといいんだけど


店員「すみません90分制となっておりまして、そろそろ…」

『わかりました』


____

ふたり店を出て、サスケとばったり合う


サス「サクラちょっといいか」

サク「えっ! な、何かしら?」


めっちゃ嬉しそうな反応
サクラはわたしに軽くことわりを入れてサスケとまさかのデートに行ってしまった


『…いや? あれ、サスケじゃないよなぁ』


ワンテンポ遅れて偽物に気づくもふたりの姿は見えない
サクラが心配…どこ行ったんだろう

ドシッ


男の子「うええん、ママぁどこー」


え、迷子?
今はそれどころじゃ

男の子「ええーーん」

周りの大人たちはただこっちを見てるだけ
困ったな…放っておくわけにもいかないし


『君、ママとどこにいたのかな?』

男の子「うっ、公園で遊んでて」


『よし、じゃあママ公園で待ってるかもしれないから一緒に行こうか』


手を繋いで公園に行く

おかしいな、人っ子ひとり遊んでない
違和感は途中から感じていたけど…これは幻術


『…!』

繋いでいた右手首の手前で
クナイを持つ男の子の手首を掴む
男の子は鋭い目つきでこっちを見ていた

『君だったか』

男の子「うあっ!」

ズザザァ
男の子に蹴りを入れ砂場に突き飛ばす


?「小さな子どもにひどいなあ」

『ひどいのはそっち。善意につけこむなんて』


男「騙される方が悪い」

『はなから疑ってはいたわ。何も対策を練ってないわけじゃないのよ』


男「何?!」


カチカチ…
男の足元の砂場は氷になり、下半身と腕ごと身動きを取れなくした


『あなたがかけた幻術のくせに、さらにわたしがかけた幻術に気づかないなんてね』

男「もしや、氷の罠に砂場の幻術を?!」


『さて』

カチャ…

男「ヒッ」

喉元にクナイを突きつける

『目的を教えてもらいましょうか』


サクラを騙したのもおそらくコイツ。
本気は感じられない、何か試している?


男「強くなったなA。中忍試験も実物だ」

ボフン。逃げられた。
これはなんなの? 中忍試験のさらに前試験的な?

29「邪魔するもの」→←27「恋バナ」



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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時

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