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21「終戦」 ページ26

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サスケは針が体中に刺さったまま倒れていた


『サスケ……! そんな、、脈がない』

それを聞いたサクラは亡骸に抱きつき
泣きじゃくる。

仲間を守りたい。そう思っていたのに
こんなこと……

サス「ん。重たいぞサクラ」

サク「サスケ、くん?」

生きている。たしかに死んでいたと思ったのに。

『…良かった。まさか仮死状態にするなんて…。』

サス「ああ、(手加減されていたというのか…くそ…)Aッ、ちょっと手を貸してくれないか…ハァ、ハァ」

『わかった動かないで、すぐ治癒する』



____

先生の方では、戦況がガラリと変わっていた。
この戦いの首謀者、ガトーという男と、大勢の手下を連れている。
ガトーはザブザを裏切り、今までの戦いは意味のないものになった。

ガトーは白の死体を蹴り、粗末に扱い出す

ナルトはそれを見て感情を荒げる
ザブザは…白はもう死んでるからいいんだという。ただ、見ているだけ。

ナル「悔しくないのかよ! 白は仲間だったんだろ!? アイツはあんなにお前のことが…大好きだったのによぉ!!」

ザブ「それ以上、何も言うな…」


あのザブザが泣いている。
今までの言葉は本音ではなかった。忍として感情を殺してきたのだった。


ザブ「お前の言う通り、忍は感情のない道具にはなれないのかもしれないな。……小僧、クナイを寄越せ」

先生との戦いで両腕は不能
口に咥えたクナイだけで
雑魚を蹴散らし、ガトーを追い詰める。
ズタズタにし橋から落とし殺害。

ザブザも倒れ、死期が迫っている。

ザブ「カカシ、白のところへ連れてってくれないか」

先生は言う通りに、ザブザを白の隣に運ぶ


ザブ「白。ずっとそばに居たんだ、最後もお前の側で…」


こうして、ザブザたちとの戦いは幕を閉じた。

22「たからもの」→←20「同じ血、抱え込んだ想い」



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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時

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