検索窓
今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:89,993 hit

13「目覚め」(カカシ変態注意) ページ18

.




カカ「…ん……んん」

枕元に透き通った肌の足。
しなやかで綺麗だなぁ…

さすさす…

うん、気持ちいい。

太ももに置かれた手はとても華奢で、頬ずりしたくなる。
あれ?でもまだ体がうまく動かせないな。腕まで届かず膝枕してもらってるみたいになって…

仰向けになると

『……っ、……っ!』

Aの怯えた表情。小刻みに震えて身動きもとれていない。

カカ「こ、これは違うんだ!すまないA!」

『……っ、〜!』

ナル「あ!カカシ先生の声だ! 目が覚めたのか?」

サク「ちょっとナルト、ご飯の途中…」

サス「……!!」

ドタバタと集まる部下たち。
俺はあられもない姿のまま。

カカ「違う…!」

ナル「こんの!! 言い訳すんな!見損なったってばよ!」

サク「不潔よ…!」

カカ「ふけつ…?!」

サス「やれやれだぜ…早くそこを退いたらどうなんだ」

『っ!っ……!』

相変わらずAは何も喋れてないし動けてない。

カカ「いやそれがね、まだ動けないんだよ」

ナル「嘘つけぇ! じゃあどうやってAの…その…っだぁ〜へんたい先生!」

恥ずかしいのか全部言えてないよナルト…。

カカ「これはその、寝ぼけてて」

だれかこの言い逃れできない状況。助けて……

『っ。カ…カカシ先生! は、まだ、動けなくて当然だから、……っ。じっとしててください』

必死に言葉を紡ぐA。
俯いてナルト達からは見えないであろう彼女の表情は、
瞬きもできないくらい緊張して
顔を真っ赤にしていた。
太ももは若干しっとりと汗を掻いている。

俺の頭を抱えて、ゆっくりと枕の上に移動してくれた。

ナル「んな! A、む、胸あたあた」

サク「言わんでいい!!」

ナル「いで!」

サクラはいつものげんこつをかます。

『目が覚めて、良かったです』

Aの表情は嬉しそうに、だいぶ柔らかくなっていた。

ナルト「むむ…。まじで心配してたんだってばよ、喜んですっ飛んできたらこれだってばよ」

サクラ「写輪眼ってすごいけど、そんなに負担がかかるのは考えものよね」


カカ「…みんなすまない、心配かけたな」

14→←12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (31 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。