9「奇襲」 ページ14
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旅支度をして里の門を出る。
荷物は、主に医療忍具。
下忍用のCランク任務とはいえ、霧隠れ付近は危ない。
医療忍術を1番使えるわたしが
ここは責任を持ってみんなの治癒役になるつもりだ。
里を出て、
早速敵2人のお出ましだった。
カカシが狙われ、恐らく変わり身の術だ問題ない。
次にナルトが狙われ手に擦り傷
サスケが助けに入る。
が、隙をついてタズナさんのいるこっちへ向かってきた。
サク(わたしが…!やらなきゃ!)
タズナさんの前で構えるサクラ。
わたしもサクラとタズナさんを守る!
しかし、空間を切り取る術は仲間がいる中では危険だ。
敵1「うおお!?」
カチカチカチ
敵が水を使うならそれを氷にする。
チャクラ量は少なくとも氷の元があれば簡単だ!
敵のひとりを捕らえた。
もうひとりの敵は氷から逃れ向かってくる
やばい!ここは…捨て身か?
サッ
サスケが庇いに来る。危ないサスケ!
『!』
敵襲は来なかった。カカシ先生だ。
カカ「サクラサスケ、A。よくやったな」
ナル(俺ってば、動けなかった…)
『ナルト、手出して』
ナル「……あ、ありがとう…ってばよ」
ナルト……。今の戦いで自分だけ動けなかったことをとても落ち込んでるみたいね。
サス「怪我はねぇかよ、ビビリくん」
ナル「カチン!」
『こらナル…!』
治癒しようとしたところに、ケンカ腰に騒ぎ出すナルト。
カカ「あまり動くなよ。毒ついてるから」
ナル「え、え?」
カカ「それよりタズナさん、話があります。なぜ襲われるのか。隠し事があるなら言っていただかないと。私たちの任務外ということになりますから」
サク「この任務私たちには荷が重すぎるわ!里に帰りましょうよ!ナルトの毒だって抜かないと」
ナルト自身、自分がお荷物のように扱われるのを感じていた。
ナル「……」
ザクッ
カカ「!」
自らクナイで刺し、毒抜きをするナルト
ナル「俺ってば…この痛みに誓う、もう逃げたりなんかしねぇ…任務続行だ」
カカ「いい覚悟だ、が…出血多量で死ぬよ」
ナル「え?!」
『大丈夫ちゃんと治してあげるから』
治癒にとりかかる。
普通より傷口が治るのが早い気もするけど…
『ナルト』
さっきの意気込みを聞いて、
伝えたいことがある。
耳に手を添えこっそりと
『誰よりも努力してたとこ、ちゃんと見てるよ。ナルトなら大丈夫』
ナル「A…」
がんばれナルト!
カカ(! A、その優しいところがリンにそっくりだ…)
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作者名:赤成 | 作成日時:2019年2月25日 11時