第17話 純度100%の偏見 ページ19
釘崎side
釘崎「釘崎野薔薇。喜べ男子、美女が来たわよ」
電車の窓越しからクソ田舎に中指を立てて別れを告げ、漸く念願の東京に足を踏み入れることが出来た。
画面越しに見ていた東京は、今目の前にする東京と全く同じもので、景色も人も空気も、何もかもがあそことは違うのに勝手に物足りなさを感じた。
だからといって東京に来れた嬉しさと此処に住めるのかという喜びは一朝一夕で消えるものではない。
どっちなんだよ、とは聞くな。
虎杖「俺、虎杖悠仁。仙台から」
伏黒「伏黒恵」
「桜小路A。苗字長いから下の名前でいいよ」
お金のことを気にせず上京する為に入った高校。私の決めた集合場所には同学年のメンバーが揃っていた。
三人をそれぞれ、じっと観察する。
髪短い男、見るからに芋くさい…絶対ガキの頃ハナクソ食ってたタイプね。
目つき悪い奴は名前だけって…私偉そうな男って無理。きっと重油まみれのカモメに火をつけたりするんだわ。
それにあの女、異性との距離感がバグってて表と裏が激しいタイプね。平気で人をいじめるに違いないわ。
釘崎「私ってつくづく環境に恵まれないのね…」
はぁ、と思わず溜め息が出た。
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ばる - えー覚えてくださってるんですか!ありがとうございます(^ ^*)少しでも作者さんの励みになっているなら嬉しい限りですよ(*´ω`*) (2020年7月28日 20時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
柊ひな(プロフ) - ばるさん» 見覚えのあるお名前と顔文字だと思ったらどちらも読んで頂いてるなんて…!!コメントとても嬉しいです!ありがとうございます。誠心誠意更新していくので宜しくお願いします! (2020年7月27日 17時) (レス) id: 619558bbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ばる - 作者さんの別作品(銀/魂)も読ませていただいている者です。呪/術/廻/戦もすごく好きな漫画なので嬉しいです!どちらの作品も楽しみに待ってます(*^^*) (2020年7月26日 11時) (レス) id: b61d069a33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊ひな | 作成日時:2020年5月18日 23時