第二十七話. ページ28
「結晶たぁ、俺の異能にはもってこいじゃねぇか」
『本気でそう思うなら跳ね返せば佳い』
矢鱈と余裕そうな目の前の餓鬼に苛立ちを覚える
先程から絶え間無く可也りの速度で俺に向かって飛んで来る結晶
幾ら重力操作で跳ね返しても感触が無い処か目の前の餓鬼は無傷
一方俺は延々と体力を消費させられる
「くっそ…どうなってやがる」
『未だに判らないの…?可哀想に』
「はぁ?手前そりゃどう云う………真逆っ!」
『扱い切れて居なくとも、私の異能は応用が利くからね』
まんまと踊らされて居た
俺が仕掛けた攻撃は、俺の用意した
其処で俺が先手を取って操り踊り狂わせて居ると勘違いをしていた
既に
『中原さんが跳ね返した結晶に対して再度創り出した二倍の量の結晶を垂直に当てる』
「そうすれば半分は壊せて、もう半分を俺への攻撃に回せるって訳か」
『結晶の精製には可也り慣れているの。体力消費も停滞状態なんです』
さぁ、之で終わりです。と冷たい瞳で俺を見下ろす
確実に俺の方が高い背を、見下ろす様に蔑んだ瞳で見る
刹那、悍ましい程の威圧感に襲われた
同時に感じる地響きと、安定しない足元。瞬時に自身の身体を浮かせる
そして辺りが茈色、闇の色に包まれた
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凜(プロフ) - 伊月さん» コメントありがとうございます!物語の構成は創る以前に練った部分もあるのでお気付きになって貰えて嬉しいばかりです……!深夜帯の方が泣ける可能性何故か高いですよね、笑今度も精進して参ります!本当にありがとうございます! (2021年10月21日 21時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 物凄くよかったです!文体がめちゃくちゃ私好みな上、物語の構成がもう涙しか誘わない...泣けなかったけどもw 深夜に読んでこっそり泣こうかな。表現とかもすごく綺麗で、とても参考になりました。漢字沢山使ってて文ストっぽくて好きです!活動応援してますね! (2021年10月18日 12時) (レス) @page50 id: db73aa45c7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!神作だなんて私には勿体ない程ありがたいお言葉を頂いてしまって……、、文才ももう褒めてもらえて幸せでいっぱいです!私もそのように優しい主様に出会えて良かったです!ありがとうございます…! (2021年10月6日 0時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いや、真面目に泣きました。神作過ぎます、、、、、こんなの見れて今日は私の命日なのかな?感動しましたし、作者さまの文才が凄いですね!こんな神作、もう出会えないかも知れない。出会えて良かった、、、、、 (2021年10月4日 23時) (レス) @page49 id: 2eb070a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!そのような嬉しいお言葉をいただけて私も幸せですし泣きそうです…、感動できる作品創りを心掛けて居るので良かったです…!本当にありがとうございます! (2021年9月23日 20時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜 | 作成日時:2021年5月28日 21時