第十六話. ページ17
異能力については、昔から知っている
僕自身が異能力者…いや、反異能力者だから
『あ、っ……ぅぐ、』
「…Aちゃん?」
『お、さむ……くん。逃げて…っ、はや、く!』
何が起こっているのか、点で判らなかった
今も尚、状況の整理はしきれて居ない
「取り敢えず…森さんに、っ」
柄にも無く焦り、森さんに即座に電話を入れた
[君からなんて珍しい…どうしたんだい、太宰くん]
「森さん、Aちゃんがっ、Aちゃんが!」
電話越しの僕の焦りに流石に驚いたのか、静かに僕に問う
[Aちゃんに何か在ったのかな]
「あの子は異能力者なの?」
[……太宰くん、今の外の天気は若しかして]
“雨、かな”
[太宰くん、今直ぐにAちゃんに触れるんだ]
そう云われ僕は一言の返事も返さずに電話を切った
「Aちゃん!」
段々と勢力を上げて行くAちゃんの異能らしきもの
今や其の力はAちゃんを操るかの様に失神させ身勝手に暴れて居た
強風に包まれ意識を飛ばした状態で光の中に囚われているAちゃん
僕は思い切り手を伸ばし、触れようと試みる
届いて呉れ_____
そう強く願い伸ばした僕の手は宙を……
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凜(プロフ) - 伊月さん» コメントありがとうございます!物語の構成は創る以前に練った部分もあるのでお気付きになって貰えて嬉しいばかりです……!深夜帯の方が泣ける可能性何故か高いですよね、笑今度も精進して参ります!本当にありがとうございます! (2021年10月21日 21時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
伊月 - 物凄くよかったです!文体がめちゃくちゃ私好みな上、物語の構成がもう涙しか誘わない...泣けなかったけどもw 深夜に読んでこっそり泣こうかな。表現とかもすごく綺麗で、とても参考になりました。漢字沢山使ってて文ストっぽくて好きです!活動応援してますね! (2021年10月18日 12時) (レス) @page50 id: db73aa45c7 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - まるさん» コメントありがとうございます!神作だなんて私には勿体ない程ありがたいお言葉を頂いてしまって……、、文才ももう褒めてもらえて幸せでいっぱいです!私もそのように優しい主様に出会えて良かったです!ありがとうございます…! (2021年10月6日 0時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - いや、真面目に泣きました。神作過ぎます、、、、、こんなの見れて今日は私の命日なのかな?感動しましたし、作者さまの文才が凄いですね!こんな神作、もう出会えないかも知れない。出会えて良かった、、、、、 (2021年10月4日 23時) (レス) @page49 id: 2eb070a2f9 (このIDを非表示/違反報告)
凜(プロフ) - れなさん» コメントありがとうございます!そのような嬉しいお言葉をいただけて私も幸せですし泣きそうです…、感動できる作品創りを心掛けて居るので良かったです…!本当にありがとうございます! (2021年9月23日 20時) (レス) id: da98b739f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凜 | 作成日時:2021年5月28日 21時