ノーマル人間が魔界へ行くと…３【魔入間】

２． ページ23

新しい先生、
バルス・ロビン先生は明るくヤル気に満ち溢れていた。

始業式を忘れるくらい準備に没頭しすぎて、こんな時期に初登校になったという先生


「一点集中の性格がたまにキズだけど〜
授業はしっかりやるよ
みんな先生と一緒に頑張ろうっ

エイエイオーッ！！」


「一点センセイッ！！」


どこか似ているふたりのやりとり



「あっ！！
キミはAちゃんだねッ
そしてアスモデウス君！

見たよ見たよ〜校内新聞ッ
確かに美男美女！お似合いだね〜」


「え…あ、あのー…」

「はいっ
Aさんとお友達いやそれ以上の濃い血の契約を結んでいるアスモデウス・アリスです以後お見知りおきを」


一息で謎の自己紹介をするアズ君に


「先生ーそれガセネタだって」

「そうそう
Aちゃんとアズアズは付き合ってないの」

「Aは己のものだ！」


トリオは言う。



「Aちゃんモテモテなんだねっ
なるほどなるほど

で、じゃあこの魅力度96％の理由
恋の相手っていうのは？」


記事を指さし説明を求めてくるロビン先生

私は、さっとクラリンの口を塞いだ


「先生、そんな事より授業を…」


ロビン先生はハッとして
「またつい一点集中しちゃったね〜」と授業に戻った。


「最初の授業は、使い魔との交流だよ」


えッ
使い魔との、交流…？


忘れかけていたが、
私の使い魔、それは他でもないオペラさん


あの妙な上機嫌の理由はコレだったんだ――…

３．→←使い魔といっしょ♪

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