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使い魔といっしょ♪ ページ22

「Aちゃんの好きなヤツって誰なのさ!」

「ええっ!?
なに?藪から棒に…」


教室に着くなり、リード君が飛んできた。

そんなこと言われても、答えられる筈がない


「どーゆう事なのコレッ!!」


突き出されたのは校内新聞

でかでかと載っているのは、アズ君と私

【ベストカップル爆誕】

【一年首席 ♡ 最高魅力度96%】

などと見出しが躍っていた。



「な、なんなのコレ…」

「コッチが聞きたいよッ!!」

「ほう。
なかなかよく撮れているな」

「アズ君、感心してないでッ」


「しかしAさん、ご覧下さい
素敵な笑顔ですよ
入間様が写っておられないのが残念ですが

他に類を見ない最高のカップルと言えましょう」


(聞いてない)
こんなのいつの間に…

入間君が早退した時に撮られたのか


「納得いかん!
己の妃となるAが…」

「まさかホントにアスモデウスじゃねーだろ!?」

「そうだよね!?
そうだと言ってAちゃんッ」

「まあ貴様らより遥かに優位なのは確かだ」

「アズアズには聞いてない!」

「気安く呼ぶな!!」

「アズアズじゃないよ?
ペラ様だもん」

「やめてよクラリン違うからッ」

「「誰だよそいつ!!」」


今朝は何故だか
不気味なくらいご機嫌な様子で見送るオペラさんの姿を思い出して、悪寒がした。


「一切笑えない酷い顔していびる
最も嫌いな悪魔だよ」


ここぞとばかりに悪口を言っておいた。


「お労わしいAさん」

「主がそれ程までに言うとは…」

「笑えね〜」

「そんな奴とAちゃん一緒に住んでんの?
入間君、ちゃんと守ってあげてよねッ」

「えっ!?う、うん…
でも、できるかな〜僕に…」


あははと渇いた笑いを浮かべる入間君の後ろに暗黒のオーラが見えた。

物凄い形相で


「粛にッ!!」


すこぶる不機嫌なカルエゴ先生


「いつまで無駄口を叩いている!席に着け阿保共!
粛清(コロ)すぞ!!」


こ、怖い…


「先生、今日はいつになく荒れてんなー」

「あんなのいつもだろ」

2.→←9.



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雪猫 - あー!!もうきゅんきゅんがたまりません!更新頑張って下さい!応援してます! (2020年5月10日 1時) (レス) id: 07da1e2227 (このIDを非表示/違反報告)
畢竟無(プロフ) - えギー先生は夢主ちゃんの気持ちに早く気づいてあげてwwwwオペラさんは自重してwwwww面白かったです!応援してます! (2020年5月9日 14時) (レス) id: f1eda83896 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:周杜(シュウト) | 作成日時:2020年5月6日 13時

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