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「クラスメートで、マネージャーをさせて頂いている部活のキャプテンです」

「そんな事は知っている」





予想出来た質問、テンプレート通りの答え。其の返しも想定済みです。
だから、苦笑い。



「彼氏彼女の関係では無いよ」
「……そうか」



聞きたかったのは、そう言う事でしょう?私は、赤司君と付き合って無いし、恋愛感情も持ち合わせて居無い。



「赤司君にとって、私はただの道具に過ぎ無い」
「……自分を卑下しろとは言って居無い」



少し驚いて、顔を上げた。
複雑な表情に隠れがちな、彼の真っ直ぐな意思。



「…………そうだね」
「あぁ。君は優秀な人材だと聞いているからな」
「……其れは、照れる」



有難う、と下がり切った眉で微笑む。




「現に、彼奴の代理人を務める位だ。一般人とは格が違うと買っている」

「……えぇ、そんなに?」

「勿論だ。赤司の、人を見る目を見縊るな」




見縊って何て、した事無いよ。
そもそも関わり始めてから少ししか経って居無いよ。


「……僭越ながら、私目が代理人を務めさせて頂きます」


一呼吸置いて、再び口を開く。





「……緑間君は、今日何がしたい?」

「……ふん、本当なら洛山の体育館でも使ってシューティングをしたいのだが、生憎時間に余裕が無い。赤司と__後そうだな、お前の話でも聞かせろ」

「……………………私?」

「そう言っている」





えぇ、私の話聞いてどうするんだろう。

まぁ赤司君の話をしていれば時間は過ぎるよね、と思い私は語り始めた。
彼の、入学してからの武勇伝の数々、接して居て感じた《違和感》。

緑間君は其れを聞いて目を大きく見開いた。信じられ無い、と言った様子で口を半開きにしながら暫く呆気に取られていた。



彼は私の話を最後までじっと聞いていた。
其の紳士な態度に、私は嬉しくなって語尾が上がり気味だったりそうでも無かったり。



凡そ、十分位話した時だろうか。

緑間君は其れまで閉じて居た口を、酷く言いにくそうに開いた。



「………………南」

「………………はい」



態とらしく、彼は言い淀む。
今に及んで、躊躇うのか。

私は唯ひたすら待った。真っ直ぐの目を見据え、どんな衝撃的な事でも、何にもなら無い事でも受け止める為に。









『赤司君って、____だったりし無い?』

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nome(プロフ) - 律。さん» コメントありがとうございました!赤司君と絡むのが遅くてすみませんm(_ _)m頑張ります。 (2015年6月16日 20時) (レス) id: 6a7654f1e9 (このIDを非表示/違反報告)
律。 - はじめまして。赤司君とこれからどう関わっていくのか楽しみです。更新無理せず頑張ってください!! (2015年6月14日 17時) (レス) id: f3d528ae0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nome | 作成日時:2015年3月31日 20時

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