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「何でも構わないが」
「…………えぇー…………」
揺るがない彼の顔に、思わず項垂れる。
「赤司君無茶言わないで下さい……」
「南なら出来ると確信して居るから頼んでいる」
え。
顔を上げると、一滴の曇りも無い無垢な瞳が視界に入った。
信用、されていると受け取って良いのだろうか。
「……勿論、やります」
「其れでこそ南だ」
最初から私に拒む選択肢など無かった。薄く微笑む赤司君は大変絵に成っている。
「自由時間が限られて居るらしく、長くは滞在しないと告げられた」
「緑間君一人?」
「あぁ。四時頃、最寄り駅迄迎えに行ってくれ」
「了解です」
打ち合わせはトントン拍子に進み、明日の段取りが決まって行く。
『キセキの世代』のスリーポイントシューター緑間真太郎。無論スリー以外も秀でて居る。
月バス等で得た物より遥かに濃く、興味深い情報を赤司君より聞き出した。
「え、『おは朝』?」
「あぁ。彼は其れに全てを左右される」
「そうなんだ」
これを買って渡して欲しい、と告げられた物も把握し終え、部屋を出る。
…………あは、重大責任だ。
誰も居ない廊下に小さく呟きながら、私は笑みをこぼした。
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nome(プロフ) - 律。さん» コメントありがとうございました!赤司君と絡むのが遅くてすみませんm(_ _)m頑張ります。 (2015年6月16日 20時) (レス) id: 6a7654f1e9 (このIDを非表示/違反報告)
律。 - はじめまして。赤司君とこれからどう関わっていくのか楽しみです。更新無理せず頑張ってください!! (2015年6月14日 17時) (レス) id: f3d528ae0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:nome | 作成日時:2015年3月31日 20時