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「南、スコアは書けるか?」
「はい、書けます」


「二四秒タイマーお願い出来る?」
「はい、分かりました!」


「マネさん、スポドリの粉足りないんだけど」
「只今探して来ます」







…………効果、なのかな?

二軍に来てから一週間半。皆様からの対応が、来た頃とは比べ物にならないほど優しいというか、……雑というか。


まぁ、信用されている証かな、と受け取っておこう。


ふふ、と微笑んで部室へと急いだ。


五月に入ったばかりの、異様な暑さに耐えて練習している選手達を一瞥する。


二軍のメンタルトレーニングは終わった。良い感じに皆改善された気がする。

特に、伊東君の伸びは著しい。

フリーだと九割シューターとして、一年ながら其の名を馳せていた。




「あ、あった」




部室の棚から、スポドリの粉を発見。賞味期限を確認して腕に抱える。

失礼しました、と部屋を後にして駆け出した。



中学時代女子バスケ部のマネージャーを務めていた為、雑用は言わずもがな、T.O(テーブル・オフィシャル)やテーピングは其れなりに出来る。が、其れは正直私じゃ無くても良い。

そもそも私の入部許可が下りたのは、ケアマネジメントに適任だったからだ。

私が今やってる事、普通のマネージャーの仕事と一緒だよね。もうそろそろ、私の技能終了のお知らせかもしれない。



そんな事を考えながら、体育館へと急いだ。






「南」
「はいっ!……こんにちは」






ふと、名前を呼ばれて足を止める。
振り向くと、鮮赤が目に映った。

柱の影から現れた、圧倒的存在感を放つ人物。
入部した日以来だろうか、話したのは。









「______赤司君」

033→←第3章 み ど り い ろ


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nome(プロフ) - 律。さん» コメントありがとうございました!赤司君と絡むのが遅くてすみませんm(_ _)m頑張ります。 (2015年6月16日 20時) (レス) id: 6a7654f1e9 (このIDを非表示/違反報告)
律。 - はじめまして。赤司君とこれからどう関わっていくのか楽しみです。更新無理せず頑張ってください!! (2015年6月14日 17時) (レス) id: f3d528ae0e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:nome | 作成日時:2015年3月31日 20時

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