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【SV】
一人称:ボク、僕
二人称:キミ、君、お前
声質:柔らかいボーイソプラノ。見目に反して少年らしい声をしているが、それでも実年齢よりもはるかに若い声をしている。口調も柔らかで逆立たせないような物言いだが、どこか圧を感じる喋り方。

「やあ、ボクの忠実なる手駒の諸君。今日も元気に働いているかな?ああ、ボク?ボクは黒楽園首領のレテノール。永遠の17歳さ。……やだな、そんな静まり返らないでよ。上司のジョークは面白くなくても笑わないと。……ああ、うん、分かってるよ。でだ、今日は新人の君たちに一つ言うことがあってね。ああそんなに怖いことじゃない。ただね、釘を刺しておこうと思って。なにも絶対の忠誠を誓えとは言わないが、ただ、ボクを裏切ったらどうなるかはわかるよね。ボクは組織自身だ。ボクを裏切るということは組織を裏切るということ。恋人を裏切ってもボクだけは裏切るなよ。消し炭にされたくなければ。肝に銘じておくように。」

「やあ、元気かい?ボクは元気100%アンパンマンって感じ。今は何をやっているの?……ああ、報告書作りか。ふぅん、なかなか丁寧に書いてるじゃないか。ああ、ここはこうして書いた方がわかりやすいよ。にしてもパソコンてなかなか楽そうだねぇ。ボクは機密書類書くことが多いから手書きばっか。もうペンダコができてしまってね、痛いのなんの。でもパソコンもパソコンでずっと見ていると目が痛くならない?ブルーライトカットのメガネとかしないの?買ったけどかける暇がない。そんな報告書溜めてるの!?キミも大変だね、なになに、……コレとか面倒そうだね。全くご苦労なことだ。ああ、もう時間だ。仕事に戻らないと。やだねぇ、仕事って。ああそうだ、メガネかけておいてあげようね。どこだい?メガネ。……ああ見つけた。はいどうぞ。あとコレもあげようね。ボクおすすめのチョコレート。お徳用チョコでしかもお手頃な値段だけど結構美味しいんだよ。疲れた脳には糖分が一番だからね。袋ごとあげるから同僚と食べなさい。じゃあ、午後もがんばってね。」

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作者名:3秒 | 作成日時:2023年1月29日 23時

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