鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第78話 炭治郎を止めろ ページ42

「お兄ちゃん！！」

「炭治郎！！」



この声は！



貴方「禰豆子！善逸！それに伊之助！」


禰豆子「お願い！お兄ちゃん！
無惨に負けないで！！」


善逸「駄目だ！禰豆子ちゃん！
人間のままで近づいちゃ！！」



善逸の言葉を無視し、
炭治郎の所へ走る禰豆子



伊之助「こんなことっ…あってたまるかよ！
おい！炭治郎！俺たちが分からねえのか！！」


炭治郎「うがあああ！！ががああああ！！」



貴方「禰豆子！炭治郎に呼びかけるんだ！！
鬼化したとはいえ、まだ間に合うはずだ！」


杏寿郎「俺たちは竈門少年を全力で抑える！
竈門少女！嘴平伊少年！我妻少年！
みんな！彼に呼びかけるんだ！！」



戦闘はまだ終わらない


炭治郎はその後太陽を克服し、
最悪な状況になりつつあった


必死で呼びかける禰豆子



禰豆子「お願い！お兄ちゃん！
帰ってきて！一緒にあの家に帰るって
約束したでしょ！
無惨になんか負けないで！！」


炭治郎「うう！！」


禰豆子「！？」



禰豆子に炭治郎が手にかけようとした



プシャアアアアッ！！



全員「！？」



禰豆子「うっ…っ……痛くない？


あ」




禰豆子の前には心臓を貫かれた

Aの姿があった



貴方「……炭治郎、ワシの血を飲め！！」


無理やり炭治郎に血を飲ませるA



杏寿郎「A！やめろ！
それ以上与えたら君が！！」


貴方「わずかでも希望があるならっ！
ワシはどうなってもいい！！」


禰豆子「Aさんっ…お兄ちゃん！！！涙」






ドクンッ





炭治郎「ううっ！！ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！」



苦しみ出す炭治郎



貴方「はあっ……炭治郎、戻ってこい」



ドサッ


膝を着くA



杏寿郎「A！！」


貴方「……すまない、杏寿郎
ワシは少し頑張りすぎた…苦笑」


杏寿郎「君は大馬鹿者だ！！
俺がどれだけ辛い思いをさたか！！」


貴方「杏寿郎、ワシはお前に会えて
本当に良かったよ…」


杏寿郎「急に何を言い出すんだ！」



焦る杏寿郎の腕の中で
優しく微笑むA



貴方「ワシは…もう再生するかわからん」


杏寿郎「…何を言っているんだA
お願いだ、今はそんなこと言わないでくれ！」


貴方「ははっ……
まだそうと決まった訳では無い
ただ、何となく…そんな気が……」



Aは静かに目を閉じる



杏寿郎「A？…」

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