鬼神様と崇められた鬼 弐【鬼滅の刃】

第66話 頭の中の声 ページ29

グイッ！！


貴方「！？」


無惨「私の血を飲ませるまでだ」


貴方「ん！？」



無惨は無理やり無惨と口付けをされる



杏寿郎「A！！」


無惨「飲め……っ」


貴方「やっ！……んん！？」



Aの口の中に無惨の血が流れ込む
必死に抵抗をするA

だが、無惨はAの右腕を折り
押さえ込んだ



貴方「っんん！？」


杏寿郎「A！！貴様っ！！！怒」


杏寿郎は技を仕掛けるが無惨の攻撃により
中々近づくことが出来ない


貴方(杏寿郎！？くそっ！血がっ！！)


Aは耐えきれず無惨の血を飲んでしまう

ゴックン


貴方「っ！？ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！！？？」


断末魔のような叫びを上げる


無惨「さあ、A私に従え」


貴方「ああっ！！…だ、誰がっ…
ぐあっ熱いっ！？」


大量の無惨の血を摂取してしまい、
Aの体は無惨の血によって変化し始めた


貴方(な、なんだ？……意識がっ…
無惨に乗っ取られっ……)


無惨『私に従え』



Aの中で何度も無惨の声が繰り返される
意識を奪われないように抵抗するが、
Aの体は徐々に支配されていく


無惨に血を飲まされたあと
悶え苦しむAの姿を見て
杏寿郎はさらに怒りが沸きあがる
冷静さを失い何度も無惨に斬り掛かる


杏寿郎「うおおおおおおっ！！！」


不死川「おい！馬鹿っ！
勝手に突っ走るんじゃねえ！！」


杏寿郎「離せ！！不死川！！」


悲鳴嶼「煉獄気持ちは分かる！
だが正気を失えば、やつの思うつぼだ！」


悲鳴嶼と不死川で煉獄を抑える


冨岡「来るぞ！避けろ！」


3人は冨岡の声で反応し、
無惨の攻撃を避ける


杏寿郎「Aっ…」


Aはまだ無惨の足元で悶えていた
その姿を見つめる無惨



ドックンドックン



やめろ




『殺せ』




やめろ




『鬼殺隊は殺せ』




やめろ




『私に従え、奴らを殺せ』





貴方「やめろ！！」



ドックン



貴方「……」



Aは急にピタリと動かなくなった



杏寿郎「A！」


炭治郎「鬼舞辻無惨！
お前は絶対に許さない！！」


無惨「忌々しい人間め！！邪魔だ！！」


無惨はAのそばを少し離れた
その隙に杏寿郎はAに駆け寄った


杏寿郎「A！しっかりしろ！
俺が分かるか？」


Aを抱き上げる杏寿郎


貴方「……杏…寿郎」


杏寿郎「よかった！意識はまだあるな！」


貴方「…ぁ……ね」


杏寿郎「ん？なんだ？」


貴方「…し…ね……鬼殺隊」

第67話 鬼舞辻の呪いの鎖→←イラスト完成！！！

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