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39日目 ページ39

『荷解きはこのくらいでいいかな…』

案内された部屋に着き、ずっと荷解きをしていた。

家から持ち込んだ物は少なくとも、1から置き場所を考えるとなるとやはり少し時間がかかる。

最後に出すのを後回しにしていた制服を手に取りハンガーに吊るす。

俺の制服は他の人と少し変わっており、装飾品が多めだ。

それ故か制服が届くまで少し時間がかかってしまい、かなり遅めの入寮になった。

俺と悟の他に1年生は2人。

その2人は既に入寮していたらしいが、顔を見ることは叶わなかった。

明日は、ついに入学式。

学校という施設に通うのはこれが初めてで、柄にもなく少しわくわくしていた。

皆が学校に通っていたであろう小〜中学校の時は家で勉強してたからな〜…。

そんなことを考えつつも、荷解きを終わらせる。

悟の荷解きを手伝おうと廊下に出た時だった。

たまたま居合わせたここの寮生であろう人物と目が合った…。

「おや、君は…」

『あっこんにちは…?』

先輩だったら少し怖いので、こちらから挨拶をする。

『えっと、明日から1年生になる七瀬Aです。よろしくお願いします。』

「あぁ、わざわざどうも。君と同じく明日から1年の夏油傑だ。」

「君と同年代だろうから敬語はいいよ」なんて少し胡散臭い笑顔で声をかけてくれる。

胡散臭い笑顔は置いておいて、綺麗な顔してるな…まぁ、悟るほどじゃないけど。
なんて思ってしまう。

てか、同年代なんだ…。

『夏油くん大人っぽいからてっきり先輩かと…』

「傑でいいよ。でも、それは確かによく言われるかな。」

『やっぱりそうなんだ…。あっ俺もAでいいよ。』
『よろしくね、傑。』

「あぁ、よろしく。」
「私と君の部屋はどうやら隣みたいだから気軽に頼ってもらって構わないよ。」

『ありがとう、そうさせてもらうね。』
『じゃあ俺は悟…友達の荷解きを手伝いに行くからこの辺で。またね』

「また会おう。」

ーーーーー




A君の制服はこの画像のズボンバージョンだと思ってください。
画像は拾い画です。

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作者名:楓さん x他1人 | 作成日時:2021年3月2日 16時

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