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4日目 ページ4

七瀬side

「え?じゃねぇよ、お前誰だよ。」
「お前、もしかして侵入者とかそういう…」

そういうと警戒態勢に入る男の子。
それを見た俺は急いで言った。

『ちっ違う違う!父様と来たんだけど、はぐれちゃって…』

「客…?ならなんでこんな所に…」

『父様とはぐれたあと、1人で歩き回っちゃったんだ…』
『ほら、このお家って珍しいものが沢山あるでしょ?そういうのが気になっちゃって。』

俺がそう言うと彼は少し考えるような素振りを見せた。

「ふーん…まぁいいや」
「お前さ、家に来るってことは何か用事があったんじゃないの?」

「大丈夫なのか?」そう聞いてくる彼。

『うーん、そうなんだけど…』
『父様に突然連れられてきたから俺もよく知らないんだけど、ゴジョウサトルくん…?に会いに来たみたいなんだ。』

「はぁ?なんでお前が俺に…」
『さぁ…?』
『てかサトルくんって君のことなんだ。』
「知らなかったのかよ…」
『初対面だよ…?知ってる方が怖くない?』
「まぁ、たしかに…」

たわいもない話をし始めて数分経った頃、静かだった廊下に慌ただしい足音が増え、焦ったように、誰かを呼ぶ声が聞こえてきた。

『?なんか騒がしいね』
「…お前のことを探しに来たやつらじゃねぇの?」
『あぁ、そっか。』
「そっか。ってお前なぁ…」

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作者名:楓さん x他1人 | 作成日時:2021年3月2日 16時

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