55 表現改19.12.26 ページ7
「拳銃って……」
そう言ってAは机に置かれたそれを手に取る。
「一応、使えるが……でもなんで拳銃なんだ?」
私が苦無の方が得意なの知ってるだろ?と、唇を尖らせてAは言った。
「もちろんじゃ、だから護身程度といったじゃろう?苦無だったらおまん、癖で絶対に急所に当ててしまうはずじゃ
なんたっておまんは伝説の攘夷志士、べnぶべらっ」
辰馬が通り名を口にしようとした瞬間に、Aは机に手をついて上空に足を出した。
とまあ、それは辰馬の顔にクリーンヒットしたわけで。
「それ以上言うならもぐぞ。……ったく、天下の真選組屯所でなんつーこと口走るんだ、おめーは。」
「いや、その、Aちゃん、おまんも下ネタ言って」
「んあ゛?」
「いや、あの、はい。すんません。」
わかったのならいいというふうに溜息をついたAに陸奥が
「手加減せんでもええんじゃぞ、A。むしろ、やられてこいつはやっとわかるタイプぜよ。」
と。
「……そうだよな。辰馬はそれくらいしないとわからないもんな。相変わらず変わってないな、全く。」
「あははは!あははは!……ぶっ刺すぞ、クソ女ども」
ブラック辰馬を見てどうやらAは冷静になったらしい…話が戻った。
「んで、他にもあるんだろ?用事。それだけだったら辰馬オンリーで大丈夫なはずだ。」
あいも変わらず、鋭いのは健在だ。そう辰馬は思った。
「…ああ。真選組と商いをしようと思うての。」
「……武器か。其の話なら近藤さんとトシを通さないとな。」
そして二人の顔を交互に見て、
「ああ、辰馬だけだと商談は不安だな。」
そういうAに陸奥が返した。
「それだけじゃなか。」
そう言われたのにAは驚いたのかキョトンとした顔をする。
「わしかて鬼じゃないぜよ。久し振りの再会じゃ。旧友水入らず、地球で楽しんで行けば、という魂胆じゃ。」
そう言われて辰馬と顔を見合わせるA。
辰馬も驚いている様子からすると、聞かされていなかったらしい。
クスリ、と笑ったのはAであった。
「いいよ、久し振りに団子屋でも行こうか。」
辰ちゃん?
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iMAi(プロフ) - 壊さん» 4ヶ月越しに失礼します。作者です。…よくお気づきになりましたね…!?まじでか!神楽というより…に寄せております!うふふ (2月28日 22時) (レス) id: bb9de99c57 (このIDを非表示/違反報告)
壊(プロフ) - イメ画、なんか…神楽ちゃんに似てる?きもしなくもなくもなくもなくもない(?) (10月26日 7時) (レス) @page11 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
iMAi(プロフ) - ボブさん» ボブ様コメント、及びこの作品を目に留めてくださってありがとうございます^_^面白いですよね…推しが尊くて…よかったらそっちのお話も読んでみてください…。ありがとうございます!銀魂アニメ再放送するらしいので多分その時期から更新頻度上がります!頑張ります! (2020年9月11日 18時) (レス) id: 52884729d8 (このIDを非表示/違反報告)
ボブ - わ!面白い!銀魂の作品漁ってたら出てきました!!某ディズニーのゲーム私もハマってます!!面白いですよね!!ご自分のペースで更新頑張ってください!待ってます! (2020年9月10日 21時) (レス) id: 95a51c0b56 (このIDを非表示/違反報告)
iMAi(プロフ) - あいうえおさん» コメントありがとうございます!頑張って更新します!更新滞ってしまってごめんなさい!!そして面白いって言ってくれてありがとうございます!!! (2019年8月25日 15時) (レス) id: 85e092a031 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:iMAi | 作成日時:2018年11月7日 16時