【銀魂】真選組姐さん 龍と総督と。

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「あの、銀さん…なんですか、コレ。」




「なんだコラ。てめーらが怖いだろーと思って気ィ使ってやってんだろーが。」


「銀ちゃんの手ェ汗ばんでて気持ち悪いアル。」






部屋に沈黙が走った。土方と沖田の視線が銀時を捉えて離さない。


Aはと言うと腕を組んで煙草を蒸し、ただじっとこれから起こることを案じていた。




ドSの総悟がこれから何をするかなど目に見えている。


そして、今IQありんこ以下の銀時の行動などはっきり言って手に取るようにわかる。




「あ、赤い着物の女‼」





「……何やってんスか、銀さん？」




「いや、あの、ムー大陸の入口が…」


「いや、それ以前に襖ぶっ壊してる方気にかけろよ。修繕費ぜってー出さないから。

万事屋になんとしてでも出させるから。」


「すいませんAさん。万事屋の家計火の車なんです。許してください。刀取り出すのやめてください。」



「そーでさ姐さん。今それより大事なのは旦那の弱みが握れるかもしれねーことでさァ。」




そう言って沖田は腕を組んで

「旦那…アンタ


……幽霊が怖いんですかィ！！！」



「いや、そのセリフ別にキメ顔で言うほどのことじゃねーよ、総悟。

なぁ、トシ



……アレ？」






そう言ったAが見つけたのはツボに頭を突っ込んでガタガタと震える土方。



「土方さん、何をやってるんですかィ」


「いや、あの、マヨネーズ王国の入り口が……」





部屋に沈黙と土方に対する冷たい視線が走る。デジャヴである。

「待て待て待て！違う！コイツはそうかもしれんが俺は違うぞ‼‼」


「ビビってんのはオメーだろ！俺はお前、ただ胎内回帰願望があるだけだ！！」





「わかったわかった。

……ムー大陸でもマヨネーズ王国でもとこでも行けよ、クソが。」




「「なんだその蔑んだ目はァァ‼」」

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