＃６ 誘拐？ ページ7
『え………？家凄すぎない？』
とても綺麗で大きな家が私の目の前に広がっている。
ふみや君とカフェでお茶をした帰り、彼と連絡先を交換して後日家に行く約束をした。
実際に住む前に、他の住人と顔合わせをしておきたいという私のお願いを聞いてもらった。
ふみや君がこのシェアハウスにとってどのような立ち位置なのか分かっていない私は、流石に他の人の意見を聞かずして住むという選択肢は取れない。
ふみや君に連絡をし、家の前まで連れてきてもらうと、私の想像とは遥かにかけ離れたとんでもハウスが目の前に広がっていた。
『え、ここに住んでるの？』
「うん、そうだよ。入って」
緊張してその場に突っ立っていると、ふみや君が私の手を掴んで家の中に招き入れた。
玄関に足を踏み入れるとパタパタと玄関に近付いてくる足音が１つ。
あ、住人の方かな？緊張する〜〜〜！
依「ふみやさん！おかえり、な、さ、」
ふ「依央利、ただいま」
依「っえーーーーーーーーーーー！！！！！！！誰かー！誰かーーーーー！！！！！！！！」
ふ「依央利、今日から一緒に住むことになったA」
依「ふみやさーーーーーーーん！！！！！！！ちょっと！えぇ！？誰かーーーーーー！！！！！」
テ「もー、依央利君うるさい。なにがあっ、た、」
依「ふみやさんがーーーーーー！！！！！！」
テ「こんのっ、伊藤ふみやーーーーーーー！！！！！あんたちょっと何やっての！誘拐？！女の子攫ってきたの！？ちょっと最低！」
ふ「あ、聞いて」
理「PPPPPPPPPPPPーーーー！ふ、ふ、ふふふみやさん！？」
テ「理解くん、ついにやったよ。誘拐、女の子攫ってきた」
ふ「いや、違、」
理「ふみやさん！！！！！？？？？？一体何考えてるんですか！！！！」
ワイワイ、ガヤガヤ、ドンチャン。
私、どうしたらいいの？
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作者名：鯖 | 作成日時：2024年4月2日 0時
