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ページ19

JEONGHAN side



マンネlineの指摘に、

やはり止めるべきだったとさっきの事を思い出す。

顔面蒼白なくせに、

うまく笑えもしないくせに。

悪魔は淡々と起こった事を処理し始めた。

何度も何度も止めるヌナ達を頑に突っぱねて、

あいつはステージに立つと言い続けた。

私はステージに立つ為に生きているんだからと、

待っているペンを裏切る事はしたくない、と。

遂に折れたのはヌナ達の方で、

俺達は何も言えず見ているだけだった。

一緒にいてあらぬ噂をたてられても癪だと言う理由で、

早々に楽屋へ戻って欲しいと頼まれ、

あいつについていることさえ出来なかった。

自分があいつの側にいたいと思った訳は分からないけど、

あんな事があった後に、あいつの側を離れたくなかった。

結局クプスが確かに噂を立てられては困ると納得し、

渋々楽屋へと戻るはめになった。

「あんな奴のせいで俺達の夢を潰されるのも癪だろ」

なんて、クプスはもっともらしい理由を言っていた。

頭では理解出来ても、

だからといって女性だけを残す事はどうなんだろう。

一応マネヒョンに連絡をいれ処理をお願いしたけど、

それでも不安は消えない。

俺が珍しく心配してやっているのに、

あの悪魔は冷たいし、

あげくの果てには本当にステージに立ちやがった。

女優魂なのか、素人目には普通に見える笑顔まで浮かべて。

涙の後はメイクで消して、

さっき聞いた震え声もすっかりいつも通りだ。

平気そうに、何でもなかったように振る舞う奴の姿に、

無意識のうちに拳を握る。

シュアが俺の力を抜くように、

拳を解いてくれたけど、

それでも散らかった感情は湧き出てくる。

弟達は何とも出来なかったらしい瞳の赤さに気づき、

心配そうに悪魔を見ている。

それをジュニがさっとフォローした。

分かっているのかいないのか。

ウジとホシの側にいるウォヌとジュニが、

安心させるように2人の背中をとんとん叩いている。

その姿を眺めながら、

自分の中に渦巻く気持ちが何なのか考えた。

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Rui*(プロフ) - ゆゆさん» 大好きありがとうございます!私も早く甘々書きたいので頑張ります!!! (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
Rui*(プロフ) - Miyuさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!ソラブー良いですよねぇ…これからも絡ませて行きたいと思います笑頑張ります! (2020年9月16日 20時) (レス) id: e197707fad (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ - 本当にお話大好きで、早く甘々になるのが楽しみです(*^^*)作者様のペースで更新頑張ってください、応援してます♪ (2020年9月16日 16時) (レス) id: 13fb36f954 (このIDを非表示/違反報告)
Miyu(プロフ) - このお話大好きです!特にソラブーが大好きなので、たくさん絡ませてくれる作者さん大好きです!更新大変でしょうが頑張ってください! (2020年9月15日 23時) (レス) id: 1c9dc44574 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Rui* | 作成日時:2020年9月13日 18時

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