ダイヤモンドリリーの咲く頃に [文豪ストレイドッグス] [中島敦]

一輪目 ページ2

敦sibe
「はぁ〜暇だなぁ」

僕はため息を吐く。


今日は非番の日だ。「自由に遊べる！」と思うだろうが実のところ暇すぎてやることがなく、


ヨコハマの街をぶらぶらと散歩しているところだ。


そういえば最近、太宰さんが任務に向かってる時に


「敦君、この川はとても流れ心地が良いのだよ！」


とか言ってたな。まぁ、その後に「というわけで、心中志望の美人さんを知らないかい？」


とか言ってたけど……


そんなことしてたら国木田さんが激怒しますけどね。


「今日はいい秋晴れだなぁ」


そう言って空を眺めていると、橋の上で一人空を眺めている女性を見つけた


あの様子からして、人を待っているというわけではなさそうだ


僕は彼女に面識がある訳でもないが、自然と心を奪われていて


「あの、こんにちは。何をしているんですか？」


と気が付いたら声を掛けていた

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