日常【松川】【ハイキュー】

15.日常 ページ16

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飯を食べ終わると、Aが座ってジッとしてろと言ってきた。
言われた通りにすると、正面から抱きついてきたから、抱きしめ返した。
俺の顔はAの胸元。これ、なんも考えずにやってるな。

松「どーしたの？」

『別に…』

松「ふーん。まぁ俺としては幸せだからいいけど？」

素っ気ない返事だけど、本当はわかってる。
さっきの体育の時間、こっちを見てたこと。
ちょっとは嫉妬してくれるかなぁとは思ってたけど、こーくるとは思わなかった。

折角だから、もう少しだけ、この幸せを堪能しよう。


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4限目・体育…


女「松川ー。委員会の集まり、日程変更だってー。」

松「はいよ。あ、ちょっとさ、俺の腕掴んでくんね？」

女「なんでよ。」

松「上から彼女が見てるから。」

女「はぁ？Aちゃんが？それで、なんで松川の腕持たなきゃいけないのよ。」

松「んー？どんな反応するかなーって。」

女「あんた本当にいい性格してるよね。…あとでAちゃんの反応教えてくれる？」

松「お前もいい性格してるな。」

女「Aちゃん、かわいいからお気に入りなの。」

松「はぁ。教えてやるよ。」

女「んじゃ、腕くむか。」

松「そこまで頼んでねーよ。」

女「知らん。Aちゃんに謝っておいてよね。」

松「知らん。」

女「ふざけんな。今度チョコもって行くからいーし。」

松「人の彼女に餌付けしないでくださーい。」

女「うるせー。振られちまえ。」


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後日、ミントチョコをもらったAが、しばらく口聞いてくれなかったのは、また別の話。

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