お前らいい加減にせえよ。

❤︎ ページ23

□



潔「……」



『なｯｯ…！！！』


虎「なｯｯ…！！！」



『…ｯｯ((なんじゃあの美人さんはぁああ！！！？)』


谷「………」


虎「…ｯｯ(相変わらず可愛いｯｯ)」


目の前を通り過ぎる美人さんを目で追いかけていると
丁度正面にいた赤いジャージを来た人と目があった。


あ、この人…


『ﾌｯ』ｸﾞｯ


虎「ﾌｯ」ｸﾞｯ


尾「おーいはよ行かんと置いてくでー」


『あ、はーい』



親指を上にｸﾞｯと立てガッツポーズをし
交信していたらバスから荷物を降ろし終わったのか尾白先輩に呼ばれた。



侑「なにアホな事してんねん」


『うるせえアホ違うし。
“侑じゃない”んだからさ、、いだだ！！』


隣に並んで歩いていた侑に“侑じゃない”と強調して
言うと耳を引っ張られた。


『っ…痛、こんな事女の子にするとか、
一生彼女出来ないね大丈夫？？』



離された耳をいじいじと痛みを和らげる為に
いじりながら嫌味を垂れる。




侑「はぁあ！？余計な心配せんでも彼女くらい俺にも出来るわ！！
他の女にはせんし！！この喧し豚！！」


『なんだと！！！私が喧し豚ならお前も充分喧し豚だから！！イベリコだから！！！大丈夫』


侑「あぁん？？もういっぺん言うてみぃ？？
このアホ女！！赤点ギリギリ野郎！！」


『うるさいな！！団体でマスクしてんのに一人してない空気読めない奴に言われたくないわ！！』



はぁ！？あン？？と言い争いをしていると
ふと、右前方から鋭い目線を感じた。


咄嗟にまた出そうになった言葉を飲み込む。

……北さぁん



侑「なんや急に黙って、あ、言い返えすk…」


治「ツム、そろそろ気づけや」


角「やらかしたね、どんまい」


銀「お前らほんまに何してくれてんやぁあぁあ」((小声


北「喧しいで侑」


侑「なんで俺だけッ！」



治「うわ、ここ寒ｯﾂ…」


角「こわ」


『』


侑「すんません……」


と稲荷のみんなが歩く3歩後ろをとぼとぼと着いてく二人。


侑「お前のせいやぞ」ﾎﾞｿ


『いや100%お前のせいだろ』


北さんに見えない様に背中に手を回して侑の背中をつねり、
同じく私の背中に手を通し頭を鷲掴む侑。



研「…なにあれ」


黒「知らん。あんま見んな」


龍「うわっ…あそこの主将すげえ怖ぇえ…！！」


旭「いや、それならうちのとこも相当だぞ…ﾋｨｯ！！」


澤「田中と旭、ちょっとこっち来なさいよ」


菅「あいつらほんとアホだなあ…」


…どこもかしこも散々である。(

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