Story88 ページ46
You side
「や、やだなぁ!お兄さんってば冗談が上手で…」
『工藤新一が消えたと同時期に、キッドキラーである君が現れてさ。おかしいと思うよね。
それと、君が滞在してる探偵事務所の毛利小五郎という男が事件を解決する時って、いつも君がそばに居るらしいね?』
_ねぇ、君って隠す気ある?
そんな言葉を最後に目の前の名探偵に放ち、私はさっさと保身の為にこの場をすたこらさっさしようとした。
…の、だけど。
「…っ、まて!!」
そんな事を我らが名探偵が許してくれるわけ無いんだよなぁ〜〜!!!
どうしよう、ここでお前組織の一員だろとか言われたら私もうどうしようもないんだけど。
勘弁しておくれよコナンくん!!
私まだ人生にピリオドを打ちたくないんだよぉ!!!(切実)
「お前と安室さんは、一体どんな関係なんだ!!」
コナンくんが必死に声を張り上げてそう叫んだ所で、私は思わずずっこけそうになってしまう。
…いや、そこなのねコナンくん!?
別にいいんだけど!!いいんだけども!!
組織の一員かなんて聞かれなかっただけ全然好都合なんだけども!!
…にしても、どうしよう。(急な冷静)
ここで素直に降谷さんの息子だと吐いてしまっても別にいいけど、それだと降谷さんに何かと迷惑がかかりそう。
もうここら一帯の不良のトップに君臨してる時点で迷惑は掛けまくっちゃってるからね!!これ以上迷惑掛けた暁にはどうなるか、想像もしたくない…。
この間約0.8秒で考え抜いた私は、咄嗟にこう答えることにした。
『…ただの、仕事仲間だよ。』
「…!」
うん。嘘は言っていない。
降谷Aは降谷さんの息子でも!亜月碧咲はただの仕事仲間だ!!嘘は!!ついていないぞ!!
…いや、今は降谷Aだけどね。うん。(真顔)
『…気は済んだかな?坊や。それじゃあ、俺はここら辺で。』
「………お兄さんはさ!!亜月碧咲っていう人物を知ってる!?」
今度こそこの場をさっさとおいとましようとした私だが、暫く歩いたところで再びコナンくんに止められてしまう。
…あのさ!まとめて言ってくれないかな!?コナンくん!!
ていうか、知ってる知らない以前にそれ自分自身なんだよなあ…。さてどうしようか…。
…よし、ここは無視で行こう!!(名案)
そうする事にした私は、さっさと踵を返そうと来た道を走りながら戻った。
…ふう、人生山あり谷ありだぜ……(切実)
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夜雨ナナト - 無理だったとかなら全然書かなくていいです。ログインできない私はお気に入り登録することができませんが応援しています! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - リクですね!降谷さんの息子として外を歩いてるところを逆ナンされてしまい せらますみちゃん に助けてもらい、けれどあまりにも降谷さんに顔が似すぎていたのでうたがわれてしまう っていうのできませんか?私の低脳すぎる脳ではこれが限界だったぁぁぁぁぁ! (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
夜雨ナナト - めっちゃ面白いです!前作から読みました。めっちゃ面白いです!←この作品が神すぎてこれしか出てきません。すみません。 (2020年2月3日 1時) (レス) id: 2e33344876 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 更新頑張ってください! (2019年11月9日 21時) (レス) id: 57d631d047 (このIDを非表示/違反報告)
加熱されたみかん - ほんっとに作者様の作品大好きです……更新頑張ってください! (2019年10月19日 17時) (レス) id: 9c8747fe33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:食物連鎖の頂点に立ったササミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/1e4d26931d1/
作成日時:2019年8月14日 16時