36. ページ37
一人でいるとつまらなくて、結構前に入れたTwitterの画面をタップした。開いて無さすぎてアップデートしなければいけなくて、渋々アプデをすると、名前もアイコンも変わってしまった。
『あ…名前変わったんだ…』
高校に上がってから新しく出来た友達に勧められてTwitterを入れて、それから開いてなかったっけ。
みんな元気かな…。普通なら今は受験期だもんね。
そんなことを考えていると、コンコンッと運転席の窓側から音がした。
ガチャッ
あ「ごめんね、待たせて」
『そんなに待ってないですよ!』
あ「なら良かった。それじゃあ帰ろうか」
『はい!』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
気づけば私は車の中で寝ていて、起きたらまさかのベッドの上。そしてどこからか漂う美味しそうな匂い
『もしかしなくても.....やったな、私。』
私はベッドから降りてすぐにキッチンへ向かう
『あらきさんっ、!昨日はす"み"ま"せ"ん"で"し"た"!!!朝ごはんまで作らせてもらっちゃって...!!!』
と下を向いて思いっきり謝る
.......。
あれ...?なにも言葉が返ってこない...??
な「いや、俺あらきさんじゃないんだけど」
『え"っ?!』
な「話すならちゃんと相手確認しなw」
『ごめんなさいっ!!謝ることしか頭になくって...』
な「あらきさんなら仕事に行ったよ。遅くなるってさ」
『わっ、わかりました...』
な「わかりましたじゃなくて...?」
とむっとした顔でこちらを見つめてくる。こんなの反則だ。ずるい。でもなんて言えばいいのかは本気で分からない
『えーっと...ごめんなさい...?』
な「ちげーよ敬語外せってこと」
『え"っ、あ"っ...』
な「寝起きだからなの?なんか今日ぽんこつだねw」
『う"っ...』
88人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時