検索窓
今日:42 hit、昨日:18 hit、合計:8,301 hit

31. ページ32

〜 あらき side 〜
さしぶりに家電がなり、俺は直ぐに勘づいた。きっとおばさん(※Aちゃんを連れ出した人)だ。
受話器を取ろうとする彼女の手を止めて、間に合って良かったと思った。
あ「俺がでますよ。」
『じゃあお願いします...?』
と不思議そうに家電から離れる彼女を置いて、俺は受話器を取った。
あ「もしもし?」
[あ、もしもし??ごめんなさいねこんな急に電話しちゃって。]
この声はおばさんだ。このやけに高い声が俺の気に障る。
[あのねぇ?Aちゃんの妹なんだけれど━━━]
と話し出したのは、Aの妹の意識が戻ったため、戻ってこいという内容だった。
正直少し迷った。個人的な内容だけれど、このおばさんはあまり性格が良くない...いや、正直に言うとかなり性格が悪い。俺が会うだけで吐き気を覚えるほどに。
きっとAを家に返したら結局おばさんの元へ行くことになってしまう。
でも、きっとAは妹が心配だ。だって、彼女にとって唯一の家族なのだから。引き離すのは違う気がして。でもあのおばさんの元へ返すのも違う気がする。
とりあえずAと彼女の妹を合わせて、その後のことは車の中で考えればいいか。

32.→←30.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:nqrse , あらなるめい , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。