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〜 nqrse side 〜

今日は身体が軽くて、早く起きた。

早く起きた理由なんてあのお手伝い...Aに悩んでること全部吐いたからと死ぬほど分かりやすい理由だ。

ふと昨日のAとの会話が頭によぎった。
部屋から出よう。という話が頭をよぎった。

「支度...しなくちゃな。」

キッチンから甘い匂いがして、誰かが調理していることに気がつく。
Aが来る前から俺は夜型で、朝ごはんなんか食べないのにいつも健気に俺の部屋の前にラップをかけたお皿が置いてある。
きっとまたいつものように置きに来るのだろうか。
来たら今日なら食べてあげてもいいかな。なんて期待して、いつもより上機嫌で出かける支度をする。

別の部屋からリビングに向かう足音がして、違和感を覚えた。
あらきさんの部屋と、ちゃんめいの部屋の別方向から足音が聞こえたからだ。
『えっ、あらきさん?!朝ごはん...なんで?!』
と少し高くてでかい声が聞こえてきて、俺はなんだ。となぜか深く落ち込んだ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
少し時間がたった頃、
「「ほんっっっとうにすみませんでした!!!!!」」
とクソでかい声が聞こえてきて、何かと思い少しドアを開け、リビングを覗く。
『うーん、、どうしたものか。』
と髪の毛もいつもより可愛くセットしてあって、おめかししているくせに、2人の事などどうでもいいような顔で答える。
あれ、絶対別のこと考えてるだろ。
なんて思って、ふっと堪えていた笑いがこぼれる。
上の空な彼女に絶望したような顔をするちゃんめい。
...少し意地悪するか。

め「えっ、それ許してくれないってこと...?!」
な「許すわけないでしょ。」
そう言いながらAの方に手をのせる。
近くに来ると良い香りがして、可愛い。なんて思ってしまう。

め「えっ?はっ?!なるせ?!?!」
な「てことで俺らは今から"おデート"なので」
何となく、独占欲が湧いた。なんでかは分からない。
でもこれから出かけるなら絶対2人がいい。
それならデートと言うのが1番わかってくれそうだ。

げ「A、いつの間に仲良くなってたんや?!」
『A、なんかいつもと髪型違うね。似合ってて可愛いよ』
Geroさんの言葉を無視して、驚いてだんだん顔が赤くなっていく彼女に追い討ちをかけるように言った。
『.....え、』
今よりもっと顔を赤らめて戸惑う彼女に口角が上がる。
もう下がりそうにないなと思った時に気づいた。
俺、絶対こいつのこと好きになるなって。

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設定タグ:nqrse , あらなるめい , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時

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