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引き取り人に連れられて向かった場所はばか遠かった。もうほんとに。1日くらいたってるんじゃないかってくらいに。
居心地の悪い車で寝て、起きたら知らない町。
えっ?ってなるよね。そのあと起きて数時間で着いた。
車をおりる前に引き取り人から契約書を渡された。
名前…
『あな…め?』
なにこれ。ふざけてんの?本名をかけ。本名を。
そう思いながらインターホンを押した。
ピンポーン
?「はーい。」
と、落ち着いた声が電子越しに聞こえる。
インターホンのカメラに契約書が写るように持って答えた。
『今日から家事代行をさせていただく…』
ガチャッ
ゴンッ
『い"っ…』
一瞬何が起こったのか分からなかった。
住人がドアを開けたらしい。
え、普通客の用事聞いてから開けるんじゃないの?
え?話してる間に普通開ける?
いや、聞いてなかったのか。
とにかく今はそんなことどうでもいいくらいにぶつけた頭が痛い。
?「えっ、ごめんっそこにたってるとは思わなくて…」
?「と、とにかく頭!痛い…よね、?」
『当たり前じゃないですか...』
?「そっ、そうだよね!ほんとにごめんね…なにか冷やすもの持ってくるから、リビングのソファーに座ってて!」
『あっ、はい!で、でもリビングって…どこですか?』
あせってるな…この人。
?「あ"ー!ごめんっ、えっと君から見て…右!1番手前の右の部屋!」
そう言い残して、彼はどこかへ行ってしまった。
言われた通りに進んで、ちょい高そうな白いシンプルなソファーに座った。
『っ…!!ふっかふか…!!!』
?「でしょ〜?」
私の独り言に答えるように後ろからさっきとは別の、嬉しそうな声がした
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作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時