検索窓
今日:35 hit、昨日:18 hit、合計:8,294 hit

16. ページ17

その音は紛れもなくなるせさんの部屋からだった。
あらきさんがよろっと起き上がる
『ちょっ、、あらきさん!!私が行きますから!!!』
あ「ごめんね、、お願いするね」
心配そうな顔をしながら彼はそう言った。
『任せてください!!』
私の言葉を聞くと、安心したかのようにソファへ向かい、寝てしまった。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
任せてください!!...とは言ったものの、いまなるせさんの部屋の前で入っていいものなのかと躊躇っている
『ぁの.....えっと...その.....』
どうしてもドア1枚を開けるのが怖くて声すらまともに出ない。
これで嫌われたらどうしよう。私、終わりかな。
そんな時にGeroさんの顔がよぎった。
私の話を真剣に聞いてくれて、その後笑わせもしてくれて...。こんなに良くしてもらったのに答えれないなんて...ダメだ。絶対。
『あのっ、なるせさん...大丈夫ですか?!』
な『...だ.......い』
『...えっと...?』
な「.....大丈夫じゃない!!」
怒鳴るような、泣くような、叫ぶような声が聞こえた。
そんな声でまた私は躊躇ってしまう。
『えっと.....、入りますよ?』
な「.........。」
ガチャッ

そこには酷く散らかった部屋に割れたガラスのコップと、泣きじゃくるなるせさんがいた。

17.→←15.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
設定タグ:nqrse , あらなるめい , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ねこみや | 作成日時:2023年12月25日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。