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三十話 ページ32

ダメだ。ダメだこんなの。


こんなにやったら……


心が折れちゃうじゃん!!


そして休憩中…


…誰も、話さなくなってしまった。


リコちゃんはなんか言おうとしてるけど…


その場はなんとか奮い立たせ、プレイしていたのに…



「…このままだと、まずい気がします。」


「…まずい気じゃねぇよ!確実にヤベェ!!あのままだと…、力が暴走する!!」


まさか、本当にそんな時が来るなんて…


そして、まさかの火神くんがガス欠。


…暴走し始めた頃、第三終了。


そして、暴走がどんどん加速している。


そして、黒子くんが火神くんを殴った。


まさか殴るとは思わなかった…


「バスケは一人でやるものじゃないでしょ。」


「みんな仲良く頑張れば、負けてもいいのかよ!勝たなきゃなんの意味もねぇ!」


「一人で勝ったって、意味なんか無いだろ!…キセキの世代倒すとか言ってたのに、彼らと同じ考えでどうすんだ!」



「今の、お互いを信頼出来ない状態で、仮に秀徳を倒せたとしても、なんも嬉しくないです。」


「甘っちょろいこと言ってんなよ!!」


彼は黒子くんを殴ろうとしてる。


でも、私は黒子くんを力いっぱい突き飛ばした。


…あれ、なんで私、こんな事してんだろ。


体が何故か、動いていた。


しかも、火神くんの拳をもろに食らった。


そして私は吹っ飛んだ。


「雨ちゃん!!」


「先輩!!」


「…おい、バ火神。勝たなきゃなんの意味もねぇとか言ってっけど、お前それで満足か?勝って嬉しいって思うのが普通だろ?…なら、勝って嬉しくなかったら勝利じゃねぇ!!勝った喜びを感じなきゃ、損だろうが。」


「……そう、っすね…、勝った時、嬉しいの感じたいっす!」


「わかればよし!…さ、頭が冷えた所で…、この点差、どうしようね。」


黒子くんが考えがあるらしい…


火神くんはあと二回しか飛べない。


……お?


黒子くんが、高尾を抜かした。


……高尾が…、負けた……?


あのホークアイを……


それから流れは誠凛。そして…


キャプテンのスリーで勝利が決まった。


かに見えた。


そんなに甘くはない。


「油断してんじゃねぇ!!」


私は叫んだ。


だって、緑間ならブザービーターで決めるだろうと思ったから。


「やっぱ、先輩はわかってるねぇ〜」


高尾が言った。


だけど、素直にうつほど緑間は素直じゃないだろう。


だから、黒子くんが走って止めた。



そして、私たちは勝った。

〜続編〜→←二十九話


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設定タグ:黒バス , 水戸部 , 誠凛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時

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