【まふまふ】LAST LOVE SONG/にゃーさん ページ18
「おーいっ!A!!ちょっと来てごらん」
「もぉー、どうしたのパパ?久しぶりにアメリカから帰ってきたと思ったらずっと部屋に籠ってたから心配してたんだからね!!」
「悪い悪い。それより、ほら見てごらん」
そう言われてPC画面に目を向けると
天使がいた
いや、ほんとに。
白い髪に紅い瞳、頬には謎のバーコード
「はじめましてっ!僕はまふまふです。これからよろしくね」
鈴をならしたような声でそう言い微笑んだ彼があまりにも神秘的で目が離せなかった
「えっと…?」
見つめすぎたみたい。
「あ、ごめんなさい。悪気はなかったんです。と言うかパパ!?この方は誰なの!?」
「彼は人工知能を搭載した電子少年のまふまふだよ。私が仕事でうちを離れていることが多いだろう?だから、お前が寂しくないように話し相手兼お世話役を作ったんだ!」
どうだっ!と言わんばかりに胸を張る父親を置いておき、もう一度まふまふさんに向き合う
「えっと?まふまふさん?はじめまして。Aです。よろしくお願いします」
「Aちゃんだね!よろしく〜僕のことはまふでいいよ!もちろん、タメ口を使って!!」
マスターの娘さんだもん、といいながらニコニコと微笑むまふはやっぱり地上に舞い降りた天使だと思った
それから、二日後にパパはアメリカへ研究に戻り、まふと二人きりの生活が始まった
最初は不安だったけど、直ぐに打ち解けて、今では一緒に歌を歌ったり、作ったり、勉強を教わったりしている
楽しいことは共有してくれるし、辛いときは慰めてくれた。私がイライラして八つ当たりしたときも、黙って受け入れてくれた
まふは私の家族になっていったんだ
そうして、まふと過ごした日々ももう3年経ち、私は高校生になった
そんなある日、学校で知り合った先輩があまりにもかっこよかった話をしたくて急いで帰宅した
「ただいまー!まふ!あのね、聞いて聞いて」
「なんですか?かっこいい人でも居たんですか?w」
「えっ!なんでわかったの!?そうなんだよー、めちゃめちゃかっこいい先輩がいてね…」
____このときまふの異変に気づいていればこんなことにはならなかったかもしれないのに
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あゆ(プロフ) - どのお話も切なくて、思わず1話読み終わる事に泣いてました…w最高でした!ありがとうございます…(´;ω;`) (2019年7月25日 21時) (レス) id: e76134e0bd (このIDを非表示/違反報告)
夏々 - まふくん……悲しすぎる(;_;) (2018年11月22日 23時) (レス) id: ca7b93074f (このIDを非表示/違反報告)
かのこゆり - かのこゆりです!天使病のお話を書かせていただきました。お褒めの言葉、ありがとうございます!緊張していたのもあり、正直あまり自信がなかったのですが、そういっていただけて嬉しいです。読んでくださり、本当にありがとうございました! (2018年11月22日 4時) (レス) id: 459f75f8c6 (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - ぬこさん» 坂田さんの小説の作者、seraです。私の書いたものが良かった、と書いてくださったのでコメント返しさせて頂きます。そう言ってくださりありがとうございます。これからも私含め、他の作者様のこと、応援よろしくお願い致します! (2018年11月21日 21時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 凄く感動しました。特に、坂田さんの入院(?)のやつと、まふまふさんの天使病のやつです。めっちゃ泣きました!これからも頑張ってください! (2018年11月21日 21時) (レス) id: 4fbcbbbe7e (このIDを非表示/違反報告)
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