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27話 ページ38
契約はどちらかが死んだりしない限り、契約は切れない。
だが、切れた。
「あの魔法を知らない？サナ。
どんな契約も断ち切る魔法を。」
「…⁉」
紗奈の頭には1つだけ、心当たりがある魔法が思い浮かんだ。
この魔法が吸血鬼と人間の契約にも作用するなんてわからなかった。
「さぁ、勝たせていただくわ。今度こそ！」
その瞬間、どちらの方の杖からも魔法が飛んだ。
辺りを全てを尽くしてしまうほどの光。
先程の光よりも比べ物にならないほど辺りは輝き、魔力は充満していた。
しばらくして、光がなくなると___
紗奈が倒れていた__
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作者名：朧月 天音 | 作成日時：2020年12月8日 21時
